空想のインターセクト

空想するタネ

海外ドラマや日本のアニメなどの感想をメインに書いていきます!いつか立派な花を咲かせるんだ…!

バーン・ノーティス シーズン1第10話 感想【3人からモテモテのマイケル】

 『バーン・ノーティス』第10話の感想です。今回はマイケルが精神的にゆらぐ話です。いつも余裕があって頼りになる彼が感情に流されてしまうのを見るのはスリリングでした。

 

“Now, be honest with me. If circumstances were different... Do you think we could...?“

“Not in this lifetime.”

“Perhaps the next one.”

 

f:id:tanex_63:20171002233301j:plain

© 2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

 

 

あらすじ

 解雇について知っている人物に会うためワシントンD.C.へ行きたいマイケルは、IDを作ってもらう条件でルーシーから仕事を貰います。その依頼人がやっかいな人で、珍しくマイケルは感情を揺さぶられることになります。

 

感想

ルーシー再登場

 第1話でマイケルに仕事を振ってくれた女性ルーシーが再登場です。マイアミを出るのに必要なIDを貰うため、マイケルは仕事を依頼します。「欲しいのは金じゃない、IDだ」

 IDが目的なら協力できないと断るルーシー。しかしマイケルは微笑みながら無言でルーシーを見つめます。そしてルーシーは「ダメよ」といいつつも、仕事を紹介しちゃいます。

 第1話と同じ展開、都合のいい女になってしまっています。ルーシーはマイケルに弱味を握られているのか、もしかすると惚れているのか。そしてマイケルもそのことをよーく知っている。惚れたもん負けというのはどこの世界でも言えるみたいです。

 

依頼人イヴリン、行方不明の夫と息子を探してほしいという依頼

 依頼人イヴリンは離婚を考えている夫のダグから虐待を受けており、息子のジャスパーを連れて消えてしまったとのこと。実はマイケルも幼少期に父親から虐待を受けていたらしく、同じ被害者として感情移入してしまいます。

 スパイとして任務に私情を挟まないことを意識しているというマイケルですが、今回は怒りのスイッチが入ってしまった様子。何でもひとりでやりたがるマイケル。いつもと様子が違うことにサムとフィオナは気付きます。サムは過去の家庭について知っていそうで、何も触れない、いや触れたがらない様子でした。一方フィオナは単純にマイケルが依頼人のイヴリンに目移りしていると思ってたりして。

 

f:id:tanex_63:20171025182245j:plain

 

© 2016 Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.

 

イヴリンの夫ダグの居場所を突き止めるも、事情が変わり・・・

 サムのおかげでダグのいる浜辺の小屋を突き止めたマイケルとイヴリン。しかし、イヴリンが発砲!実はイヴリンは殺し屋で、ターゲットとしてのダグの居場所を探していました。

 小さな小屋に追い詰められるマイケルとダグ。しかし、ここでふたりまとめて始末しなかったのが、ぶっちゃけイヴリンの敗因でしょう。なんせ、相手は敏腕スパイで名の知れたあのマイケル・ウエスティンです。敵に回したまま生かしておいたら強敵になるはず。イヴリンは獲物を小さな小屋に追い詰めておきながら、拳銃で牽制してばかりでなかなかトドメを刺そうとしませんでした。ここでなぜ仕留めようとしなかったのかは、後から想像するとイヴリンもマイケルに惚れてたんですかね。主人公を死なせるわけにはいかないというのは禁句。

 

実は顔見知りだったマイケルとイヴリン

 イヴリンに呼び出されてカフェで話すマイケル。イヴリンはマイケルのことをどうこうしようとは考えていないみたいです。

 このふたりは実は顔見知りでした。イヴリンが7年前のイスタンブールでやんちゃしてたそうです。

 「あの時の君か!」と盛り上がるふたり。「高校の遠足で同じ班だったじゃん!」みたいなノリで話しているけど、おふたりさん内容が重いですよ。

 

イヴリンの正体を知ってなお、様子がおかしいマイケルにヤキモキするフィオナ

 夫から虐待を受けているという演技に騙されていたマイケルは、同じ虐待被害者として感情を揺さぶられました。しかしそれはイヴリンが事前にマイケルの過去について調べて作り上げた設定だったと判明しても、マイケルは何だか落ち着きがありません。しまいにはフィオナから「感情を捨てて行動するあなたはどこへ行ったの?」みたいなことを言われてしまいます。

 フィオナはマイケルがイヴリンになびくことを危惧していたのかな。フィオナ以外の女性に興味が無いマイケルにとって昔からの顔見知りで似たような職業についているイヴリンはそういう対象になり得たのかもしれません。正妻(?)であるフィオナにとってイヴリンは要注意な存在です。

 過去のエピソードでは依頼人のトーマスにやたらと優しく接するフィオナに対して、マイケルが落ち着かない様子でした。今回はフィオナ→マイケルという構図ですね。マイケルに惚れている女性がここにもひとり。

 

イヴリン、実はマイケルに惚れていた?

 サムたちがダグを検事局まで無事送り届ける頃、イヴリンはビルの屋上からライフルを構えていました。しかし、マイケルが彼女の特徴から狙撃場所を特定して未然に防ぎます。

 「もし状況が違っていたら、私たちの関係も変わっていた・・・?」

 イヴリンもマイケルに惚れていたような発言をかましました。マイケルは「今後一切ない」とキッパリ。「じゃあ来世で・・・」といってイヴリン、屋上からダイブ。

 ビルの屋上で告白してフラれたから飛び降りるって、状況が状況だったらとんでもないメンヘラに遭遇してしまった感じになりそう。

 

 しかし、ルーシーは見つめるだけで落とすし、フィオナというガールフレンドに心配されるし、イヴリンに命がけで告白されるし、モテる男はつらいですな。

 

マデリン久々の登場

 マイケルが実家を訪れた時、「数週間ぶりね!」とマデリンが登場しました。

 2~3話ぐらい出ていなかったので、放送当初は一週間に1話ペースだろうから本当に数週間ぶりにお茶の間に登場した事になるのかな。これマデリンの女優さんがアドリブで言ってたりして。「もっと私を出して!」みたいに。

 

 

そんな感じで終了です。