バーン・ノーティス シーズン1第9話 感想【楽勝の任務が終わったあとに・・・】
【悲報】Huluで『バーン・ノーティス』の配信が終了する
僕はこのドラマをHuluで観ているのですが、どうも今年の11月で配信が終わってしまうようです。個人的に超絶悲報。他の動画配信サービスだと課金制みたいだし、ここが一番見やすかったのに・・・。できるだけ多く、マイケルたちの活躍を見たいと思います。
“It'll be less painful for you.
It'll look like you hanged yourself.
No surprise, really.
No work, no money…”
あらすじ
マイケルはブライから受け取った自分の調査書について見直すために、役人のクラークを呼び出します。そのかたわら、サムが持ってきた依頼を引き受けることになります。
依頼人はニック・ラムというアジア系の青年。婚約者のドーンを誘拐され、身代金を要求されています。警察にいうとダメというありがちな依頼で、マイケルたちはドーンを無事連れ戻すことを引き受けます。
感想
依頼人のニック
今回の依頼人のニックはどうも良い印象が持てません。うるさいやら頼りないやら胡散臭いやら……。
いきなりボコボコにしてしまいましたが、見ているとクセの強い依頼人です。せっかくアジア系が出てきたのに。それともコイツこそ、『バーン・ノーティス』製作陣が抱いているアジア系へのイメージの具現化なのでしょうか?さすがにそれは被害妄想だと思いたい。
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ニックは大富豪・・・という訳でもなく
マイケルとサムは、大豪邸の中ではじめてニックと対面します。すげぇ家だ……と関心するふたりに対し、ニックはハウスシッターの仕事をしてるだけだと言います。留守番の仕事?
この辺り一帯の豪邸は住人が家を空けることが多いので、留守番して家を管理する仕事の需要があるとのこと。セレブの間ではそんなビジネスもあるのか。サムが紹介してくれとちゃっかり頼んでましたが、確かにそんな求人があれば紹介してほしい。
なんだか馴れ馴れしい印象のニック
ニックは話すたびに、”Bro”や”Dude”、”Man”とか言います。
“I don’t know what to do, bro.”といった感じです。
「なぁ」とか「よぉ」とか親しみをこめて話す時に使われるもので有名ですが、はじめて会ったばかりのマイケルとサムに対してバンバン使っているのはちょっと違和感。お互いのことはまだほとんど知らないうちから使ってしまうと馴れ馴れしく見られそうな気がする。
話を聞いていると、ニックは婚約者のドーンに自分は金持ちだと嘘をうついていました。人質のドーンも彼女を連れ去った誘拐犯もニックのことを大富豪だと思い込んでいます。
「俺はどうすればいいんだよ、ブロー!」とニック。いや、知らんがな。
ニックの嘘が無ければ身代金目当ての誘拐も起きなかったわけだし、何とも迷惑な事件です。人の命がかかっているので、マイケルたちは解決に動きます。
「誘拐事件の被害者の生存率は40%」by Michael Westin
ニック、やらかす
マイケルの手厚い指導のもと、ニックは犯人との電話交渉で婚約者の映像を貰えることになります。アウトレットモールの指定した場所に置いておくから回収しに来いと言われました。
マイケルたち3人がそれぞれの持ち場で見張るなか、ひとりでビデオを回収しにいくニック。「ビデオを取ったら何も見ず、すぐに立ち去れ」と口を酸っぱくして言われていたのに、ニックはビデオを手に入れたあとキョロキョロ。そしてマイケルを見つけて小さくニッコリ。誘拐犯の仲間に、ニックには味方がいることがバレました。
なかなかの素人感を発揮してくれるニックですが、マイケルたちが自分の作戦に素人を巻き込んだのは今回が初めてかもしれません。ニックがこんな作戦に慣れていなければ、マイケルたちもまた一般人と行動を共にすることに慣れていないということなんですね。
ここだけ男女入れ替わり
豪邸のリビングで次の作戦を考えるニックたち。フィオナはリビングに飾られている拳銃コレクションを見て盛り上がります。
フィオナ「あれってマカロフ?」
ニック「知らない。ここの家主が銃とかミリタリー系が好きなんだろ」
フィオナ「これはソ連がうんぬんかんぬん……」
拳銃に盛り上がる女性。全く興味なさそうな男性。
「こうしている間にも彼女は…!」と、ニックは頭を抱えてうわあぁ~っと嘆きます。そしてフィオナは若干引きながらもトントンと肩を叩きます。ニックの女々しい感じと、フィオナの男勝りな性格が相まって、なんだかジェンダーの特徴について考えさせられるなあ(棒)。
マイケル危機一髪!!
役人のクラークを家に呼び付けることに成功したマイケル。さあ解雇の調査書の見直しだ、となった時、背後を取られてマイケルが首を締められます。
クラークは実は役人に化けた殺し屋でした。スパイをクビになって、お金も仕事もないマイケルを始末しにきたのです。
終始ニックの頼りなさに、今回は明るい回だと思っていたところでこれですよ。一気に場面が緊迫しました。ニックは最後のこの場面を際立たせるためのかませ犬だったのかとさえ考えましたね。
キッチンの下に隠していた銃で撃退するマイケル。この防犯対策は参考になるかな?
フィオナの誕生日プレゼント
冒頭でフィオナが誕生日が近いと言っていたのですが、マイケルはちゃんとプレゼントを用意していました。それは、拳銃マカロフ!
ニックのアドバイスで安く譲ってもらったようです。ニック、良い所ありました!フィオナがマカロフに興味津々だったのを覚えていたんですね。
黒く光る拳銃に赤いリボンを結んで差し出すマイケル。この組み合わせ、悪くないな。しかしニック、助けてもらったお礼とはいえ拳銃は家主のコレクションだったのでは?勝手に譲ってしまって大丈夫なのか。
今回、散々ニックのことをけちょんけちょんにしてしまいましたが、僕はわりと好きです。←
俳優さんの名前はケルヴィン・ユー。検索したら結構男前な写真が見れましたヨ。
そんな感じで終了です。