空想のインターセクト

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バーン・ノーティス シーズン1第1話 感想【元スパイが便利屋稼業?】

CIAを突然クビになった敏腕スパイのお話。初投稿ですが、頑張って書いていきます。

 

“You have to lose some fights so you can learn how to win.”

 

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あらすじ

 CIAの敏腕スパイ・マイケルはナイジェリアでの任務中、電話でクビ(Burn Notice)を告げられます。敵に追われながらもマイケルはなんとか故郷マイアミへ。スパイをクビになった彼はカード等を止められ一文無しになります。さらにFBIのふたり組の監視付き。そこでマイケルは生計を立てるため、かつての仕事仲間ルーシー、元相棒のサム、元カノのフィオナを頼ります。

 ルーシーからある「仕事」を貰うマイケル。依頼人は豪邸の管理人を務めるハビエルで、盗まれた美術品を取り戻すというものでした。豪邸から高価な絵画が盗まれ、犯人が侵入に使ったのが管理人のハビエルの暗証番号。彼は身に覚えはなく、無実の罪を晴らしてほしいという依頼です。マイケルは元スパイの知識と経験をいかし、また仲間を巻き込んで捜査に乗り出します。

 

感想

敏腕スパイのマイケル、開始5分でボコボコにされる

 ナイジェリアでの任務中に電話でクビを告げられるマイケル。任務の取引が続行できなくなった為、取引相手のマフィア達にボコボコにされます。

 これは一種の「SAVE THE CATの法則」なのかなと思ったり。映画等の主人公に観客を同情させ、感情移入してもらうためのシーンを入れる脚本の手法です。主人公が冒頭で、捨て猫に餌をやっているシーンを見せて、コイツは良い奴だなぁ…と思わせる感じです。

 これが『Burn Notice』だと、マイケルは敏腕スパイだけど時には失敗もする(ボコボコにされる等)ゆるい主人公ですよ~という手法になるのかな。マイケル、つかみはバッチリだぜ。

 

故郷マイアミに着き…

 マイケルがマイアミで目を覚ますと、そばには元カノのフィオナがいました。マイケルが彼女の電話番号を、緊急連絡先として持っていたので呼び出された様子。「私の番号は捨てて!」と不満そうに言うフィオナですが、なんだかんだニューヨークからマイアミへはるばる駆けつけているあたり満更でもなさそうです。ちなみに飛行機で片道3時間強、アメリカは広い。フィオナの懐も広い。

 

かつての相棒、サム

 マイケルはかつての「相棒」(仕事仲間?)、サムと再会。サムは退役軍人で現在は年金暮らし。酒と女をこよなく愛し、現在は年上女性のヒモという夢のような(?)生活を送っているおじさんです。人はよさそうだけど飲んだくれ、と第一印象はあまりよくなかったのですが・・・。

 

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マイケルの母親、マデリン

 マイアミのナイトクラブの真上の部屋を借りる事になったマイケル。マイケルにとって戦場に比べれば若者の喧騒なんてどうってことない。早速ベッドなどの家具を準備していると、番号を知らないはずのマイケルのママから電話がきます。ママ「会いにきてちょうだい」「病院に行きたいから車で送って」「(車は)何とかしなさい」と矢継ぎ早にいわれ、魂の叫び(AAAAHHHH!!!※イメージ)をもらすマイケルが好き。

 

 マイケルのママは「情報収集力はプロ並み」、「ゴビ砂漠にいようと月の洞穴にいようと俺を見つけだし用事を言いつける」。敏腕スパイもママには敵わない?

 

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 そしてマイケルは路上に停めてある車を盗み、ママのもとへと向かいます。本当は盗むのは好きではないが、やむを得ない時は午後5時までに綺麗にして返すらしい。ナレーションを使って視聴者に弁解するマイケル。これがマイアミ式カーシェアリングなのだ(風評被害)。

 

元スパイのマイケル、美術商に聞き込み

 バリーというマネーロンダラーの紹介でとある美術商人を訪れるマイケル。件の盗まれた絵画が闇市場に出品されていないか聞き込みします。

 絵画はないがヌードレスリングの像をすすめられるマイケル。愛想笑いで受け流すマイケル。「何言ってんだコイツ」と言わんばかりに顔から笑顔が消えていくマイケル。ヌードレスリングって何ぞ…?

 

麻薬の売人を追い払うマイケル

 マイケルの部屋の下には、麻薬の売人のシュガーが住んでいました。マイケルは彼を拳銃とアメリカドラマ御用達の「ダクトテープ」を駆使して追い払います。麻薬の売人は犯罪者だからいいとして、「元スパイ」もじゅうぶんモンスター・レジデントな気がする。

 

依頼人ハビエルの息子、デイビッド

 デイビッドは小学生くらいの少年で、マイケルに自分で描いた絵を見せてくれます。よくある、デイビッドたちが家族で仲よく手を繋いで、ニコニコ笑っている絵…ではなく、マイケルが悪者を倒して血がドバーッてなってる絵。赤のクレヨンで表現されている血が生々しい。

 デイビッドは学校でガキ大将にいじめられているとのこと。マイケルはそんな彼に、複数の相手と喧嘩する時の立ちまわり方を戦略的に教えていきます。今回の話で「戦略的(tactical, tactically)」という単語をよく使っているけど、第2話以降あまり出てきていません。流行らなかったのかな。

 ちなみにマイケルは黒帯を2つ持っているそうです。そしてマイケル役のジェフリー・ドノヴァンも黒帯保持者。そんなマイケルに喧嘩のしかたを教えてもらえるなんてラッキーなデイビッド君。この小学生くらいの子供に戦い方を教えるシーンって、フジテレビの『東京DOGS』でもあったような気がする。

 

マイケル、“ハロースイートハート(携帯電話)”を購入

 盗聴器を作るために、ワゴン販売されている携帯電話を買うマイケル。

 

マイケル「この機種を2台と一番安いのを買いたい。これかな?」

店員(若い女性)「ああ、“ハロースイートハート”ですね!娘さんにですか?」(ニコニコ)

マイケル「No(即答)」

店員「Oh… いいですね!」

 

 この“ハロースイートハート”は小学生くらいの女の子を対象にした端末。ピンク色の本体にキラキラしたビーズがちりばめられており、いかにも少女向けといった見た目です。

 そんな端末を30そこらの男が真剣な表情で購入。娘さんへのプレゼントかと思えばNoと即答される。店員さんの脳内で想像が膨らみます。

 マイケルは人助けで真剣なのに、簡単に事情を話すことができないからスパイは大変だ。ただ、こんなマイケル相手にすぐにまた笑顔に戻る店員さん、あなたは商売人の鑑だ。

 

パインの企み

 盗聴器でパインたちの会話を聞いたマイケル。結局、この盗難事件は主人のパインと管理人が保険金目当てで企んだ詐欺で、すべての罪を依頼人であるハビエルに被せるつもりでした。

 計画の途中でマイケルが捜査を始めた為、焦った彼らはハビエルの息子のデイビッドを誘拐しようとします。しかし先に罠をはって待ち伏せていたマイケルによって仕留められ、お縄につきました。

 

サム、マイケルのこと売ってた

 マイケルを監視するFBIの二人組とサムが喫茶店で話している所にマイケル登場。実はサムがマイケルの情報をFBIに売っていた事が判明。

 サムは年金を止めるぞ、と圧力をかけられたから仕方なくやったそう。年金と女性のヒモという優雅な生活には裏がありました。サムはしばらくマイケルを助ける事とFBIにマイケルの動向を報告する事で板ばさみになります。

 

デイビッドの反撃

 小学校の校庭でデイビッドがガキ大将にいじめられているのをマイケルが見守ります。最初はやられ気味だったデイビッドですが、マイケルに教えられた反撃方法でいじめっ子たちにやり返し、ガキ大将と思われる少年をやっつけました。それを見て、よくやったと言わんばかりの笑顔を見せるマイケル。

 このシーン、やっぱり『東京DOGS』でやってたような…。刑事役の小栗氏がいじめられっ子の子どもにケンカを教えて、後日その子が反撃しているのを遠くで見守るというシーンがありました。『東京DOGS』は2009年ですが『Burn Notice』は2007年放送開始だからパロディなのかな?

 最後にマイケルが自宅に帰ると、床一面にマイケルを隠し撮りした写真がばらまかれていて第1話終了。

 

 

 第一回目ということで(?)自分の書きたいことがまとまりませんでした。あれこれ出て来て、というかちゃんと自分の感想の部分あったのか・・・。もうちょっと記事のボリューム落とそう。うん、そうしよう。