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英語学習者だけどポケモンは英語でやりたくない理由

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©2017 Pokémon.

 

11月17日にポケモンの最新作『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』が発売されました。

 

気になっているのが言語設定。英語学習者として、英語でプレイするかどうか迷っています。2013年発売の『X・Y』シリーズから言語設定が可能になり、日本のお店で購入したソフトでも英語でプレイできますが・・・

 

ただ個人的には日本語でやりたい。ということで、英語でプレイするデメリットを書いていきます。正しくは日本語でプレイしたい理由かもしれない・・・

 

ポケモンに関するマニアックな表現が出てくる場合がございます。

 

日本語でやりたい理由1:ポケモンの名前がわからない

ポケモンをプレイしていると幾度となく目にする表現があります。

 

「相手は○○をくりだそうとしている!」という文章。相手トレーナーのポケモンを倒したとき、次にどんなポケモンを出そうとしているかを教えてくれるものです。(シナリオ限定)

 

とても親切な機能ですが、英語名が分からなければなんの役にも立たない残念なお知らせ。たとえばHAXORUSをくりだそうとしている!とか言われても、何のポケモンか分からない。すると、自分の手持ちの誰だと相性が良いのか分からないし、いちいちネットで調べていたらテンポ悪いし、まず第一面倒だし

 

HAXORUSはオノノクスですが、ドラゴンタイプがブイブイいわせていた時代が終わったとはいえ強力なアタッカーです。シナリオでつれているポケモンたちは対戦に特化しているとは限らないので、相手のポケモンが分かるならこちらも相性の良いポケモンで有利な対面を作りたいものです。対人戦ではないにしろ、余計なダメージは受けたくないですからね。

 

ポケモンの英語名は最悪そこまで悲観しなくても、シナリオを通して徐々に覚えられるだけマシ。殿堂入りして、対戦用のポケモンを育てて、いざオンライン対戦に乗り込む頃にはある程度の英語名は覚えているでしょう。しかし僕が本当に心配しているのは、次のデメリットです。それこそ、対人戦でささやかな影響を及ぼしてきそうな気がしてならない。

 

 

日本語でやりたい理由2:技の名前がわからない

これです。技の名前はオンライン対戦のときに影響するとみています。

 

影響するといっても、ポケモンたちの英語名と同じく技の名前もシナリオを通して覚えられます。たとえうろ覚えでも技の最大PPの数からある程度は判断できるかと思います。ほのおタイプの技でPPが5しかなかったら、「だいもんじ」かな?とか。

 

それでも心配なことがひとつ・・・。

 

「外国語副作用」ということばはご存知でしょうか?第二言語を習得中のひとが、その言語を使っている間は知的レベルが一時的に下がるという説です。勉強中の英語で何かを考えているときは、母国語の日本語で考えているときよりもパフォーマンスが低下するかもしれないという。

 

大学受験の英語の長文問題って、結構頭使って解いた記憶があります。問題を解いているあいだは難しく感じても、実際に解答集で全文の和訳を確認すると、思ったより簡単だったってことありませんか?現代文の日本語で書かれた長文問題よりずっと簡単じゃん、こんな文章に苦労させられていたのか!という感じ。英語を読むときは頭の中で意味を変換しながら問題を解くので、簡単な内容でも頭を使ってしまうのだと思います。

 

それと同じ現象が、ポケモンの対戦でも起こるのではないかと危惧しています。

 

「むむっ!相手はゲンガーを出してきたな。えーっと、この技は何だっけ?・・・じめんタイプでPPが10だから『じしん』だな!よし、効果ばつぐん、食らえ!(^q^)」

 

・・・と、技の名前を推測してやっと思い出し、このターンはじゅうぶん考えたぞという気になって安直な選択をしてしまう可能性もあるのです。

 

ゲンガーは特性「ふゆう」を持っているので、じめんタイプの技は効果がないのに・・・という悪手の例を書きたかったのですが、最近ではメガ進化で特性が変わるので単純に悪い手ではなかったりして。ポケモンって難しい。

 

あと「外国語副作用」の件と被るかもしれないですが、対戦中に技の名前を推測することに脳のメモリを割いてしまうのが惜しいですね。対戦では相手の動き方を読み、こちらがどんな戦法を使っていくかをじっくり考えたい。そこで余計なものというか技の名前という基本中の基本に余計な集中力を割きたくないのです。そんなことまで気にしていたら、確かにパフォーマンスが落ちてしまう。感覚で技を撃ちたい。

 

 

日本語でやりたい理由3:オリジナルの表現を楽しみたい

ポケモンのゲームに出てくるセリフはユニークなものが多いです。そしてごく希にネタも飛び出します。

 

「かがくのちからってすげー!」という定番のセリフから「おじさんのきんのたまだからね?」というニッチなファン向けまでいろいろありますが、これらをひっくるめて母国語である日本語で楽しみたいです。

 

英語だと、その人のレベルにもよりますが細かなニュアンスが汲み取りにくいと思います。僕がそうです。相手のポケモンの弱点をついたとき、It’s super effective!とかいわれてもピンとこないあたり、自分はまだまだだなぁと思う。やっぱり「こうかはばつぐんだ!」って言ってほしいよね。

 

そして、ここぞ!というときのインパクトのあるセリフを英語で見て深く味わえる自信がありません。たとえばここにかわいいヒロインがいたとして「やめたげてよお!」と叫んだとします。これを英語で読んだとき、そのかわいらしさというか女の子っぽいところがわかるのだろうか。この単語のチョイスは女っぽいとか、フランクなスラングが使われてるとか工夫されたセリフが飛び出すのでしょうが、そういうところを生でダイナミックに感じ取れる自信がない

 

 

英語でやるメリット

否定して終わるのも後味悪いので、一応思いつくメリットを書いておきます。

 

・遊びながらたくさんの英語に触れられる。

試験勉強のように机に向かってガッツリ勉強するのではなく、ながら作業でも英語のインプットができるのは魅力的です。また、モチベーション維持にも役に立つと思います。

 

厚切りジェイソンも著書で言ってたそうです。英語が母国語の彼が日本語を習得するために意識したことは、いろんなものを日本語で経験するというものでした。

 

単語や文法など、勉強らしい勉強(うまく言えない)である程度の語学力が身についたら、ジェイソンが言うように今度は勉強中のその言語を使って経験するといいです。その手段のひとつとして、ポケモンを英語でプレイするという選択肢があげられます。

 

 

おわりに

ジェイソンの言い分もわかるんやけどなぁ。英語で始めたとしても、対戦用に育成するのってすごい時間かかるし、技構成も考えてから取りかかるから、対戦本番に「この技なんだっけ?」となることはないかも。そうなってる時点でトレーナーとしての覚悟が足りない。ポケモン・ムーンのシングルレーティング1400後半、そんなことを思う今日この頃です。

 

 

こんな感じで終了です。