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SUITS~スーツ~ シーズン1第7話 感想【マイク、模擬裁判でライバル対決】

海外ドラマ『スーツ』の感想です。飽きてない・・・飽きてないぞ!最近見る時間が取れなかったので久々ですが、また感想書いていきます。今回の本編も電車の中で見たから曖昧な部分も多いけどたぶん大丈夫。本編はマイクが事務所の模擬裁判でライバルとバトルを繰り広げるというアツい展開です。

 

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“You are charming and funny and trustworthy. That's your power.”

 

 

あらすじ

ハーヴィーとマイクが勤める法律事務所で、恒例の模擬裁判が行われます。若手のアソシエイト同士が原告と被告に分かれて実力を試す場で、マイクはルイスの部下でマイクのことを目の敵にしているカイルと対戦します。

 

ハーヴィー「ホテル合弁の件で忙しいから助けてられない」

レイチェル「私の弁護士になる夢を邪魔しないで」

マイク「和解を提案したのにはめられた・・・」

 

感想

替え玉受験のことについてレイチェル「私の夢を邪魔しないで」

冒頭、前回の替え玉受験について怒っているレイチェルに弁解するマイク。レイチェルはマイクが自身の才能を替え玉受験稼業に使っていたことに怒っていると思うのですが。

 

「弁護士になるという私の夢を邪魔しないで」と怒るレイチェル。前回レイチェルが替え玉受験しようとしているのをマイクが止めました。でもそれは、彼女には不正してほしくないという善意からの行動ですが、レイチェルにとっては邪魔に感じたのか?替え玉請負人をやっておいて善意もなにもないですが。

 

自分の目的を達成するために、手段を選ばないという気持ちなのでしょうか。そんなレイチェルの熱い野心が、終盤でりようされてしまいます。

 

マイク、模擬裁判でライバル対決

法律事務所で恒例行事として行われている、若手アソシエイト同士の模擬裁判。マイクは彼のことを目の敵にしているカイルと戦うことになります。

 

早速自分のパートナーであるハーヴィーに相談するマイク。でもハーヴィーは若いころに模擬裁判でレジェンドとなったほど実力のある人物なので、まともなアドバイスをしてくれません。裁判で負けないためには裁判をしないことだという旨のことを言われます。そしてそれを素直に信じ、カイルに和解を提案するマイク。模擬裁判で最初から和解しちゃったら練習にならないでしょうに。

 

模擬裁判で和解を提案するも・・・

ハーヴィーにいわれた、「裁判をしない」というアドバイスに従い、対戦相手のカイルに模擬裁判の前から和解を申し込むマイク。そしてカイルもあっさり承諾・・・と思いきやOKしたと見せかけて模擬裁判本番にしっかり準備してやってきました。カイルは原告側で承認役としてレイチェルまで連れて。

 

てっきり和解で終わるものだと思ってたマイクは何も準備していなくて、終始カイルのペースに巻き込まれて万事休す。このへん、ハーヴィーのいうことをそのまま信じ、また対戦相手のカイルのことも頭から信じるなど、マイクの馬鹿正直っぷりが出ています。

 

そして最初の公判が終わったあと、ジェシカ所長から「ナイーブ」だといわれる始末。ちなみに英語でのナイーブカタカナ語にあるような純粋でかわいらしいというニュアンスは含まれていないそうで、悪い意味で使われるそうです。単語帳のDuoに書いていました。だからこの場面でのマイクはジェシカに励まされているのではなく叱られていると取れます。

 

模擬裁判で追い込まれたマイクが助けを求めたのは・・・

マイクは自分の上司のハーヴィーに助言を求めますが、ハーヴィーも自分の抱える案件で手いっぱいの様子。どうも相手方の女弁護士がハーヴィーのハーバード時代の同僚で彼より成績がよかったらしい。ただ会うたびハッスルしてるからナニに忙しいのかわからんけど。

 

次にマイクはハーヴィーの秘書、ドナに助けを求めます。ドナ姉さん、マイクが務める被告側の証人をやってくれることに!頼もしい。やっぱこの人好きやわ。

 

ドナにあなたが本当に信用できるひとを呼んできなさいと言われ、マイクはジェニーに証人役をお願いすることに。そういえばトレヴァーの件で気まずいことになって終わったままだっけ。

 

会ってすぐ「キスされて怒られて、あなたという人がわからない」といわれるマイク。そりゃそうだ。でも最後にジェニーに会った時のマイクはいっぱいいっぱいだったのでわからんでもないですが。そしてマイクが今の弁護士としての生活を打ち明けると、トレヴァー同様喜んでくれるジェニー。マイクが慕われているのがわかります。

 

マイクの弁護士生活を聞いてトレヴァーもジェニーも喜んでくれましたが、ふたりともテンションあがるポイントが違っていました。トレヴァーはマイクの法律の知識を認めていて、「お前ならなれると思ってた」と言ってくれました。いっぽうジェニーはマイクが「偽りの生活」をしている点に盛り上がっていたように思えます。喜ぶとこ、そこ?何はともあれ、マイク側の証人として模擬裁判に出てくれることになりました。

 

自分の部下たちで賭けをする敏腕弁護士たち

ハーヴィーとルイスが、おれぞれの部下たちが戦う模擬裁判でどっちが勝つかを賭けます。そして賭けが始まったとたん、ハーヴィーは自らマイクのもとへ助言しに向かいます。ゲンキンなやつだ。

 

ハーヴィーの助言は、相手の弁護士の性格を利用してやれというものでした。対戦相手カイルの性格を利用してやれというのです。マイクはハーヴィーの助言を受け、最後の局面へと臨みます。

 

模擬裁判が始まるまえ、初めて訪れる法律事務所で緊張気味のジェニーとレイチェルが話す場面がありがちでおもしろい。ジェニーがマイクの連れてきた友達だと知った時のレイチェルの微妙な表情。お約束ですね。

 

模擬面接、マイクの反撃!

頼もしい助っ人を連れて臨む模擬面接、マイクが反撃します。ドナ姉さんの圧倒的な演技と、ジェニーと信頼感バツグンの証人尋問で、マイクは裁判を有利に進めます。

 

最後、カイル側の証人レイチェルを尋問するときにマイクが動きます。今回の模擬裁判のテーマになっている解雇された女性について、その女性は自分があまり出世しないことを不満に思っていた設定ですが、それを司法試験に合格できなくてパラリーガルで止まっているレイチェルに重ねるように尋問します。感情的になってしまったレイチェルをさらにあおり倒すマイク。でもトドメはさせませんでした。

 

レイチェルを傷つけたくなくて、和解を申し込むマイク。しかしカイルは自分が負けたとしても、マイクがレイチェルを傷つけるところが見たい、と言って和解を拒否します。ヤな奴と思いましたが、カイルのプライドが許さなかったのでしょう。

 

マイクの優しさというか、心の弱さが表れたシーンだったと思います。ジェシカにはだまされやすくてナイーブで、甘いやつはいらないと言われ、ハーヴィーにも意気地なしと言われ・・・。精神的にタフでないと弁護士は務まらないということでしょう。今のマイクじゃ精神的に弁護士に向いていないということでしょうか。決して彼が小心者であるという意味ではないですが。

 

模擬裁判はマイクの勝ち。でもハーヴィーは、お金を入れた封筒をルイスのデスクにそっと置きます。裁判はマイクが勝ったのに、精神的な弱さを見せてトドメをさせなかったので弁護士としての度量ではルイスの部下カイルに負けている、負けを認めるということでしょうか。ハーヴィーもなかなかストイックです。

 

ルイスのデスクだと分かった理由は、ルイス本人の写真が飾ってあったから。このデスクはルイスのデスクですよーと視聴者に説明する手間を省くためか、それともガチで自分の写真をデスクに置いているのか。後者だとしたら真性のナルシストですよ。

 

 

こんな感じで終了です。