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アニメ『魔法使いの嫁』第11話感想【チセとエリアスの言えないこと】

アニメ『魔法使いの嫁』第11話の感想です。エリアスの過去編が続きます。まだ人間サイズをキープしてかわいいアピールなのか。この過去の話見てると、魔法使いも大変なんだなぁと。普通の人間たちとは別に暮らす理由が分かる気がする。

 

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©2017 KORE YAMAZAKI / MAG GARDEN – MAHOYOME PARTNERS

 

「チセはどう思う?あやつが人食いの化け物であったら」

 

 

あらすじ

ラバブから名前をもらい、リンデルに魔法を教えてもらうエリアス。リンデルは共に日々の生活と苦難を乗り越えたエリアスから、過去に意外な(?)ことをカミングアウトされます。リンデルはそのことについて、今隣にいるチセに問いかけます。

 

感想

エリアスとリンデルの過去編つづき

エリアスの修行のつづきです。ラバブの家を出たあとも人間サイズをキープしてるのが笑える。リンデルいわく「覚えは早いが、すべてを外側から眺めてるようなかんじ」らしいです。あまり深くは関わりたがらないのか、どこかで見下してるのか。

 

ハガレンシャンバラを征く者エドを思い出しました。ここは自分の所属する世界ではない、といって一定の距離を置いている感じ?そういえばエリアスがどこから来たものなのか、どうやって生まれたのかまだ明かされてないな。

 

病人の手当てをする代わりに食料を分けてもらうため、民家をまわるリンデル。魔法使いも大変だなって思ったり。夜にいきなり魔法使いを名乗るひとが訪ねてきても中にいれるぐらいには、この世界で魔法使いの存在は浸透してるんですね。そういう現実的なサイドをもっと見てみたいな。

 

民家で子どもの治療をするリンデル。しかし別の子どもが「見える」子だったようで、リンデルの陰に隠れていたエリアスに気付き大騒ぎになります。

 

最初見えていたのはあの子どもだけだったのに気付いたら周りの大人たちも騒ぎ出しました。霊感というか見えるひとの能力って近くのひとにも伝染するのかな?チセの家族もその要領で見えるようになってしまい、離れ離れになったとか?

 

厄介者扱いされ逃げるリンデルとエリアス。エリアスを見て態度が急変し、罵詈雑言をあびせてくる村の人たちが生々しいです。エリアスはこんな人間たちに煙たがられる光景を何度も見てきたのかな?煙たがられるレベルじゃないけどねこれ。

 

リンデルは魔法で村人たちの猛攻からなんとか脱出します。無理して魔法を使ったため消耗してしまったリンデルのために、彼に教えてもらった魔法を駆使しながらやりくりするエリアスが微笑ましい。なんかいいやつに思えてきました。

 

エリアスのカミングアウト

人を食べた事があると思う、とエリアスが打ち明けます。「思う」ってなによ。自分のことだからわかるでしょ。「I think that~」を気軽に使いすぎるのは日本人の悪いクセですよ。「think」は何か根拠があっての「思う」だから。なんとなく思うだけなら「guess」にしといたほうが。

 

でもエリアスって日本人でもなければ人でもないんですけどね!ああ見えて英語ネイティブか。

 

エリアスが人食いだったらどうするか聞かれるチセ。チセの境遇を考えるとわからないでもないけど、もう人を食おうが世界征服しようがなんと言われてもチセはエリアスに心を許しそう。このエリアスを受け入れる感じが、果たして好意によるものなのか、それとも依存心からなのかが気になりますが。

 

リンデルも最初に聞いたときは怖かったらしいけど、「スープをひとつすくって含めたら忘れたさ」ってカッケー。エリアスのスープがクソマズじゃなかったら完璧やったのに。エリアス、師匠の足ひっぱっちゃダメじゃん。

 

チセの杖作り

リンデルの話が終わり、翌朝さぁ杖を作るぞってなる前に水辺へ落ちるチセ。リンデルじゃないけどほんとにとことん落ちるな。でも前にドラゴンの谷で落ちたときより元気そう。前とか「あぁ、私ここで死ぬんだ」みたいな感じだったもん。なんかミロカロスいたような。

 

杖の素材にする木についてリンデルがそれぞれ説明してくれます。ニワトコは黒い魔力への戸を叩く木だったかな?分かる気がする。ハリポタでやり手の魔法使いふたりを狂わせた実績がありますので。アオダモは無いんですかね?野球の木製バットに使われるものですが、あのイチロー選手がメジャーでブイブイいわせてたときに、彼のバットは魔法の杖みたいだって言われてましたので。アオダモも使う人によっては杖になるポテンシャルを秘めている?

 

時間がゆっくり過ぎていく感じがいい

リンデルが『イルナ エテルロ』を披露。『テルマエ ロマエ』とは関係ありません。リンデルさんいい声やぁ~と思ってたら、中の人とは別の方が担当されてたんですね。景色に負けないのびやかな歌声です。水鏡でつながって会話するチセとエリアス。テレビ電話みたいです。チセが花びらを浮かべたら、エリアス側に届きました。この水鏡、完全に現代社会の文明を凌駕している。

 

ていうか君たち急にラブコメすんなし。「あの人がこの景色を見たらどう思うか」とか「君がいなきゃさびしい」とか。爆発しろ。でも「あいつもしかして歌ってる?」のセリフの場違い感はおもしろかった。

 

チセが帰ったら、言えなかったことを話すそうですが。前に出てたっけ?

 

 

こんな感じで終了です。