今まで見てきた数えられる程度の海外ドラマたち その2
今まで見てきたひと握りの海外ドラマたちです。大学の卒論の資料として使ったり、英語の勉強の教材として見たり、ただただ楽しんだり。理由はどうあれ、楽しませてくれた作品たちです。
SHERLOCK ~シャーロック~
© 2017 BBC.
全シリーズ通して見たドラマです。『シャーロック』はエピソード数が少なく、最新シリーズまでで13話しかありません。シーズン4、おもしろかったです。
現代版について
オリジナルの『シャーロック・ホームズ』は19世紀の英国が舞台ですが、このBBC版はそのホームズが現代に生きていたら…という設定です。馬車ではなくタクシー、電報ではなくメール、PC、スマホなど現代の文明の利器を駆使して事件を解決します。
このドラマの告知をNHKでやっていたのを覚えています。『シャーロック』というドラマの第1話が放送されるらしい。タイトルは「ピンク色の研究」。
いかがわしいタイトルだなあと、最初は敬遠しておりました。でもいかがわしいのは僕の頭のほうでした。
タバコと薬について
『シャーロック・ホームズ』は過去に短編をさらっと読んだ程度なのであまり深くは語れませんが、それでも19世紀と21世紀の違いでおもしろいと思う部分を少々見つけられました。
ホームズは原作では麻薬の常習者なのは有名ですが、BBC版シャーロックでは主にタバコの禁煙に苦しむシャーロックの姿が見られます。吸いたい気持ちを抑えるためにニコチンパッチを腕に貼るなど。さすがに現代が舞台のドラマで薬はまずいもんな、と笑って見ていました。19世紀と現代の違いをこうやって描き分けているんだなあと。
しかしシャーロック、現代版でも普通に薬やってました。同居人のジョン(ワトソン)に薬の隠し場所がバレていたり、兄のマイクロフトに薬のリストを出すように言われたり、潜入捜査として薬物使用者のたまり場でゴロついたり。原作に忠実だなあ!?
ヒーローと変人
日本を代表する名探偵といえば・・・、江戸川コナン君ですよね。
コナン君はホームズを憧れの名探偵として見ています。僕は『名探偵コナン』を見て育った世代なので、その影響でホームズに関してはヒーローのような人物というイメージでした。
でも映像作品を見ると、申し分なく変人っぷりを発揮されているようで。実はBBC版とガイ・リッチー版の映画しか見たことないのですが・・・。この変人キャラが「原作に近い」とか言われていますが、あまりイメージがわきません。
僕が読んだ原作はすべて日本語版だからかな。日本語版のホームズのセリフはとても紳士的で、コナン君の語るホームズのイメージを裏付けるものでした。翻訳が悪いわけではないですが、やっぱり原作は元の言語で読まないといけないのかなあ。
FRIENDS ~フレンズ~
© Warner Bros. Entertainment Inc.
シットコムは好みじゃなかったけど・・・
“シットコム”はシチュエーション・コメディの略で『フルハウス』などの笑い声が入っているドラマで有名です。あまり好みではないのですが、大学の卒論で扱ったので見ていました。
好みではないとはいえ、やっぱりおもしろいです。僕の好きなドラマ、『トゥルー・コーリング』が打ち切りになったのは、裏番組が『フレンズ』だったからだとも言われています。僕にとっては因縁の(?)ドラマでもあります。
好きなキャラのチャンドラー
どこのドラマにも必ずひとりはいる、明るくて周囲を笑わせるキャラクターです。この人がいれば安心して見ていられる、というくらい楽しい登場人物だと思います。ただ、見始めたころは『フルハウス』のジョーイと被って仕方なかった。髪型が似ていたような・・・?
シーズン2までしかまだ見ていないのですが、シーズン1の第7話でマンハッタンが停電になるエピソードがあります。チャンドラーはとあるATMコーナーに有名なモデルさんとふたりで閉じ込められてしまうのですが、やはり、安心して見られました。
英語学習について
『フレンズ』をはじめ“シットコム”で英語を勉強する方法は有名です。主にセリフで笑わせるドラマなので、聞かせる英語を喋ってくれるから聞きとりやすいですね。リスニング教材の、勉強のために作られた音源ではなくストーリー性もあるし、モチベーションも保ちやすいと思います。
僕は「海外ドラマなんだし、ドンパチやってるところが見たい」とかいってあまり続きませんでした。というよりもはや語学学習目的で見ているドラマがなくなりました。ストーリーがあったほうが勉強もはかどると思っていたのですが、先が気になりすぎて勉強どころじゃなくなりました。でも『フレンズ』はおすすめです(棒)。シーズン2までしか見てないけど。
BONES ~ボーンズ~
© 2017 Twentieth Century Fox Film Corporation. All rights reserved.
© Twentieth Century Fox Home Entertainment LLC. All Rights Reserved.
こちらもシーズン2の途中までしか見ていませんが、卒論で書いていました。法人類学者のブレナン博士が、FBIのブース捜査官が引っ張ってくる事件の遺体の骨から事件解決の手がかりを探っていくサスペンスです。
スロースターター?
序盤は何となく物語に進展がないように思えました。前に書いた『キャッスル』と同様に基本は一話完結で、事件そのものよりも登場人物どうしの関係性に注目して見ていました。
シーズン1の終盤あたりからブレナンの家族について少し明らかになり、ようやく物語に躍動感が出てきた、という印象です。
テンペランスという名
ブース捜査官がブレナン博士のことを“ボーンズ(骨)”というニックネームで呼ぶのは有名ですが、シーズン1ではブレナンがそれを嫌がるエピソードがありました。そのエピソードの最後に、ブースはブレナンのことをファーストネームの“テンペランス”で呼んで良い感じで終わるのですが、次の話で“ボーンズ”に戻ってました。
ブレナンが許したのか、ブースが記憶から抹消したのか、一話完結型ドラマのお約束によって揉み消されたのか、個人的に惜しかったです。
卒論ではドラマの登場人物の名前が変化することについて書いていたので、「呼び方が“ボーンズ”から“テンペランス”に変わったのには、ふたりの関係がより親密になったことが表れている・・・」なんて書いたのですが、すぐにもとの呼び方に戻っちゃいました。
クリスマスの回
比較的平和な(失礼?)シーズン1でも印象に残ってるのが第9話のクリスマスの回です。何かの菌に感染したとかで登場人物一同、研究所に隔離された状態でクリスマスを迎えるという話です。ブース捜査官のハイになった姿が見られます。ここからコメディ色が強くなっていくのかと思いきや、シーズン1終盤まで大きな変化はなかった印象です。
今後はこの辺から、今まで見てきたエピソードの感想とか書こうかなと思います。まずは備忘録を作る感覚で。
こんな感じで終了です。
過去の海外ドラマまとめ ※追記