空想のインターセクト

空想するタネ

海外ドラマや日本のアニメなどの感想をメインに書いていきます!いつか立派な花を咲かせるんだ…!

バーン・ノーティス シーズン1第11話 感想【解雇の真相を握る人物と接触!】

 『バーン・ノーティス』第11話の感想です。いよいよ物語はマイケルのCIA解雇の真相に迫ってまいりました!今まで数々の依頼を解決してきたマイケルたちも今回ばかりは強敵に苦戦を強いられました。しかし個人的に気になったのはマイケルの家族ですね。過去に何があったのか知らないけど、仲良くしようぜ?回想とかやってくれないかな。

 

“You were gone for a long time, Michael, and you were the one who left us.”

“I left you...?”

 

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あらすじ

 解雇の真相を握る人物コーワンがマイアミへ来るということで接触を試みるマイケル。その一方でサムはジリアンという女性から、同僚の不倫がらみの依頼を受けます。その依頼がどうもただのゴシップではないようで・・・。

 

感想

解雇の真相を握るコーワンと接触!

 コーワンがワシントンD.C.からはるばるマイアミへやってきたのでマイケルは接触を試みますが、コーワンは暗号を残すばかりでなかなか会おうとしてくれません。

 このひと、直接マイケルに解雇を言い渡した人物みたいです(といっても電話口で)。暗号を伝えるために関係ない人を雇ったり、マイケルも負けじと暗号を残したりと、ふたりとも思いっきりスパイみたいなことしてる。

 

サムが持ってきた依頼はただの不倫案件ではなくて・・・

 マイケルがコーワンのことで手がふさがっているので、サムとフィオナで依頼を受けます。依頼人のジリアンは、同僚の不倫の密会場所として自分のオフィスに入れるよう手引きしていました。そしてその同僚メリッサが、不倫相手から違法な荷物の置き場所にするよう脅されているとの事。

 最初、ジリアンから職場の同僚の不倫について聞かされたとき、サムは何となくつまらなさそうな顔をしていました。

 確かに今まで銃や爆弾でドンパチやってたし、それに比べたら誰かの不倫なんてかわいいもんですよね、わかります。でも話を聞いていたらただの不倫騒ぎではないのが『バーン・ノーティス』。なんだかんだで銃火器を使うことに。

 

マイケル、ネイトに自分たちの母親であるマデリンを守るよう頼む

 マイケルは解雇に関わる人物と接触するため、自分に近い存在であるマデリンを守るよう、弟のネイトに銃を託します。

 ネイトってあまり信用できなかったのですが、今回は頼りになりそうです。真剣な表情で引き受けてくれました。

 

 責任感とモチベーションには比例関係があるという説を見たことがあるのですが、それが当てはまるのかな?人は与えられた仕事の責任が重ければ重いものであるほど、その仕事に対するモチベーションが高くなるという説です。

 今回のネイトは自分の母親の護衛を、それもマイケル兄貴から真剣な表情で銃まで渡されたもんですから、モチベーションが沸かないはずはないでしょう。やる気のない部下を動かすには銃を与えればいいのか、またまた日本では使えそうもないや。

 

ネイトに銃を渡したことがバレ、マデリンがマイケルの家に押しかける

 マイケルの頼み、あっさりマデリン本人にばれてしまいました。しかも拳銃を渡してあることも。怒ったマデリンがマイケルの家に押しかけてきます。

 

 なにげに初の家庭訪問かもしれません。マイケルは今まで母親に自分の仕事について全然話してこなかったのですが、これはもうマデリンにしたら不安と不満が爆発です。お前は普段何をやっているのか、どんな仕事をしているのかと。

 

 マイケルついに観念して話すかと思いきやそれでも話しません。もうこれは関係ない人を巻き込まないためというより意地になっているのかも。「私たちは家族よ」というマデリンに対し信用できないというマイケル。

 

マデリン「お前は長い間私たちのもとを去っていた。お前が家族を捨てたのよ」

マイケル「俺が捨てた・・・?」

 

 マイケルは幼少期に父親から虐待を受け、母親は弟のことをかわいがっていて、そこから疎外感を感じて出て行ったのかもしれません。しかし、それはマイケルの主観であり、母親のマデリンからすればマイケルが自分たちを捨てて出て行ったと考えていたようです。家族のすれ違いです。

 

 僕も視聴者目線で見ていて、「ああマイケルは家族に心理的に見捨てられた過去を持ってるんだな」ぐらいに思っていました。でも『バーン・ノーティス』の物語自体、マイケルのナレーションも相まって彼の主観で見るものなので、マイケルが家族を捨てた、という意見にはちょっと衝撃でした。マイケルもたぶん、動揺していたと思います。

 

依頼人の同僚メリッサと夫はグルで、密売人だった

 ところでサムの抱える依頼ですが、同僚と不倫相手というの結局夫婦で?麻薬の密売人でした。口封じで依頼人のジリアンを始末することが判明。

 ジリアンが仕事を終えて、自分の車に乗るところを爆破、の予定でしたがサムたちが張り込んで防ぎました。夜の駐車場で静かに繰り広げられる攻防戦がワクワクです。ドンガラガッシャンと戦うことだけが仕事ではないのですね。

 

マイケルはコーワンと接触、密売夫婦はボスに連絡を取ろうとするも・・・

 マイケルはついにコーワンと接触しますが・・・。

 目の前で射殺されるコーワン。血しぶきがリアルです。コーワンはあそこまで派手にやられたのに、すぐ近くにいるマイケルは何もされないなんて都合が良すぎじゃないかな。

 

 でもそれだけ生かしておきたい存在なんですかね。それならなぜ解雇したのか。マイケルに解雇通告を伝えたコーワンは用済みで、CIAを解雇されたマイケルはまだ生かされると。これはCIAとはまた別の組織が絡んでいると見てよさそうです。

 

 一方、ジリアンを仕留められなかったので焦った夫婦はボスに連絡をとろうとします。そこをサムとフィオナが張り込んでいましたが、夫婦は何者かによって射殺されました。

 近くで張り込んでいたサムが捕まり、フィオナも逃亡中の身になり、事態は緊迫した展開に。

 マイケルもコーワンを攻撃した者から逃れるため、ネイトに迎えを頼みます。なんだか一気に頼もしくなったな、ネイト。

 

 フィオナがマイケルに電話しますが、追っ手が来たので話の途中で逃げます。チーム・マイケルのピンチで、次回につながる終わり方でした。

 

そんな感じで終了です。

 

バーン・ノーティス シーズン1第10話 感想【3人からモテモテのマイケル】

 『バーン・ノーティス』第10話の感想です。今回はマイケルが精神的にゆらぐ話です。いつも余裕があって頼りになる彼が感情に流されてしまうのを見るのはスリリングでした。

 

“Now, be honest with me. If circumstances were different... Do you think we could...?“

“Not in this lifetime.”

“Perhaps the next one.”

 

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あらすじ

 解雇について知っている人物に会うためワシントンD.C.へ行きたいマイケルは、IDを作ってもらう条件でルーシーから仕事を貰います。その依頼人がやっかいな人で、珍しくマイケルは感情を揺さぶられることになります。

 

感想

ルーシー再登場

 第1話でマイケルに仕事を振ってくれた女性ルーシーが再登場です。マイアミを出るのに必要なIDを貰うため、マイケルは仕事を依頼します。「欲しいのは金じゃない、IDだ」

 IDが目的なら協力できないと断るルーシー。しかしマイケルは微笑みながら無言でルーシーを見つめます。そしてルーシーは「ダメよ」といいつつも、仕事を紹介しちゃいます。

 第1話と同じ展開、都合のいい女になってしまっています。ルーシーはマイケルに弱味を握られているのか、もしかすると惚れているのか。そしてマイケルもそのことをよーく知っている。惚れたもん負けというのはどこの世界でも言えるみたいです。

 

依頼人イヴリン、行方不明の夫と息子を探してほしいという依頼

 依頼人イヴリンは離婚を考えている夫のダグから虐待を受けており、息子のジャスパーを連れて消えてしまったとのこと。実はマイケルも幼少期に父親から虐待を受けていたらしく、同じ被害者として感情移入してしまいます。

 スパイとして任務に私情を挟まないことを意識しているというマイケルですが、今回は怒りのスイッチが入ってしまった様子。何でもひとりでやりたがるマイケル。いつもと様子が違うことにサムとフィオナは気付きます。サムは過去の家庭について知っていそうで、何も触れない、いや触れたがらない様子でした。一方フィオナは単純にマイケルが依頼人のイヴリンに目移りしていると思ってたりして。

 

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イヴリンの夫ダグの居場所を突き止めるも、事情が変わり・・・

 サムのおかげでダグのいる浜辺の小屋を突き止めたマイケルとイヴリン。しかし、イヴリンが発砲!実はイヴリンは殺し屋で、ターゲットとしてのダグの居場所を探していました。

 小さな小屋に追い詰められるマイケルとダグ。しかし、ここでふたりまとめて始末しなかったのが、ぶっちゃけイヴリンの敗因でしょう。なんせ、相手は敏腕スパイで名の知れたあのマイケル・ウエスティンです。敵に回したまま生かしておいたら強敵になるはず。イヴリンは獲物を小さな小屋に追い詰めておきながら、拳銃で牽制してばかりでなかなかトドメを刺そうとしませんでした。ここでなぜ仕留めようとしなかったのかは、後から想像するとイヴリンもマイケルに惚れてたんですかね。主人公を死なせるわけにはいかないというのは禁句。

 

実は顔見知りだったマイケルとイヴリン

 イヴリンに呼び出されてカフェで話すマイケル。イヴリンはマイケルのことをどうこうしようとは考えていないみたいです。

 このふたりは実は顔見知りでした。イヴリンが7年前のイスタンブールでやんちゃしてたそうです。

 「あの時の君か!」と盛り上がるふたり。「高校の遠足で同じ班だったじゃん!」みたいなノリで話しているけど、おふたりさん内容が重いですよ。

 

イヴリンの正体を知ってなお、様子がおかしいマイケルにヤキモキするフィオナ

 夫から虐待を受けているという演技に騙されていたマイケルは、同じ虐待被害者として感情を揺さぶられました。しかしそれはイヴリンが事前にマイケルの過去について調べて作り上げた設定だったと判明しても、マイケルは何だか落ち着きがありません。しまいにはフィオナから「感情を捨てて行動するあなたはどこへ行ったの?」みたいなことを言われてしまいます。

 フィオナはマイケルがイヴリンになびくことを危惧していたのかな。フィオナ以外の女性に興味が無いマイケルにとって昔からの顔見知りで似たような職業についているイヴリンはそういう対象になり得たのかもしれません。正妻(?)であるフィオナにとってイヴリンは要注意な存在です。

 過去のエピソードでは依頼人のトーマスにやたらと優しく接するフィオナに対して、マイケルが落ち着かない様子でした。今回はフィオナ→マイケルという構図ですね。マイケルに惚れている女性がここにもひとり。

 

イヴリン、実はマイケルに惚れていた?

 サムたちがダグを検事局まで無事送り届ける頃、イヴリンはビルの屋上からライフルを構えていました。しかし、マイケルが彼女の特徴から狙撃場所を特定して未然に防ぎます。

 「もし状況が違っていたら、私たちの関係も変わっていた・・・?」

 イヴリンもマイケルに惚れていたような発言をかましました。マイケルは「今後一切ない」とキッパリ。「じゃあ来世で・・・」といってイヴリン、屋上からダイブ。

 ビルの屋上で告白してフラれたから飛び降りるって、状況が状況だったらとんでもないメンヘラに遭遇してしまった感じになりそう。

 

 しかし、ルーシーは見つめるだけで落とすし、フィオナというガールフレンドに心配されるし、イヴリンに命がけで告白されるし、モテる男はつらいですな。

 

マデリン久々の登場

 マイケルが実家を訪れた時、「数週間ぶりね!」とマデリンが登場しました。

 2~3話ぐらい出ていなかったので、放送当初は一週間に1話ペースだろうから本当に数週間ぶりにお茶の間に登場した事になるのかな。これマデリンの女優さんがアドリブで言ってたりして。「もっと私を出して!」みたいに。

 

 

そんな感じで終了です。

 

 

バーン・ノーティス シーズン1第9話 感想【楽勝の任務が終わったあとに・・・】

【悲報】Huluで『バーン・ノーティス』の配信が終了する

 僕はこのドラマをHuluで観ているのですが、どうも今年の11月で配信が終わってしまうようです。個人的に超絶悲報。他の動画配信サービスだと課金制みたいだし、ここが一番見やすかったのに・・・。できるだけ多く、マイケルたちの活躍を見たいと思います。

 

“It'll be less painful for you.

It'll look like you hanged yourself.

No surprise, really.

No work, no money…”

 

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あらすじ

 マイケルはブライから受け取った自分の調査書について見直すために、役人のクラークを呼び出します。そのかたわら、サムが持ってきた依頼を引き受けることになります。

 依頼人はニック・ラムというアジア系の青年。婚約者のドーンを誘拐され、身代金を要求されています。警察にいうとダメというありがちな依頼で、マイケルたちはドーンを無事連れ戻すことを引き受けます。

 

感想

依頼人のニック

 今回の依頼人のニックはどうも良い印象が持てません。うるさいやら頼りないやら胡散臭いやら……。

 

 いきなりボコボコにしてしまいましたが、見ているとクセの強い依頼人です。せっかくアジア系が出てきたのに。それともコイツこそ、『バーン・ノーティス』製作陣が抱いているアジア系へのイメージの具現化なのでしょうか?さすがにそれは被害妄想だと思いたい。

 

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ニックは大富豪・・・という訳でもなく

 マイケルとサムは、大豪邸の中ではじめてニックと対面します。すげぇ家だ……と関心するふたりに対し、ニックはハウスシッターの仕事をしてるだけだと言います。留守番の仕事?

 

 この辺り一帯の豪邸は住人が家を空けることが多いので、留守番して家を管理する仕事の需要があるとのこと。セレブの間ではそんなビジネスもあるのか。サムが紹介してくれとちゃっかり頼んでましたが、確かにそんな求人があれば紹介してほしい。

 

なんだか馴れ馴れしい印象のニック

 ニックは話すたびに、”Bro”や”Dude”、”Man”とか言います。

 

 “I don’t know what to do, bro.”といった感じです。

 

 「なぁ」とか「よぉ」とか親しみをこめて話す時に使われるもので有名ですが、はじめて会ったばかりのマイケルとサムに対してバンバン使っているのはちょっと違和感。お互いのことはまだほとんど知らないうちから使ってしまうと馴れ馴れしく見られそうな気がする。

 

 話を聞いていると、ニックは婚約者のドーンに自分は金持ちだと嘘をうついていました。人質のドーンも彼女を連れ去った誘拐犯もニックのことを大富豪だと思い込んでいます。

 

「俺はどうすればいいんだよ、ブロー!」とニック。いや、知らんがな。

 

 ニックの嘘が無ければ身代金目当ての誘拐も起きなかったわけだし、何とも迷惑な事件です。人の命がかかっているので、マイケルたちは解決に動きます。

 

「誘拐事件の被害者の生存率は40%」by Michael Westin

 

ニック、やらかす

 マイケルの手厚い指導のもと、ニックは犯人との電話交渉で婚約者の映像を貰えることになります。アウトレットモールの指定した場所に置いておくから回収しに来いと言われました。

 

 マイケルたち3人がそれぞれの持ち場で見張るなか、ひとりでビデオを回収しにいくニック。「ビデオを取ったら何も見ず、すぐに立ち去れ」と口を酸っぱくして言われていたのに、ニックはビデオを手に入れたあとキョロキョロ。そしてマイケルを見つけて小さくニッコリ。誘拐犯の仲間に、ニックには味方がいることがバレました。

 

 なかなかの素人感を発揮してくれるニックですが、マイケルたちが自分の作戦に素人を巻き込んだのは今回が初めてかもしれません。ニックがこんな作戦に慣れていなければ、マイケルたちもまた一般人と行動を共にすることに慣れていないということなんですね。

 

ここだけ男女入れ替わり

 豪邸のリビングで次の作戦を考えるニックたち。フィオナはリビングに飾られている拳銃コレクションを見て盛り上がります。

 

フィオナ「あれってマカロフ?」

ニック「知らない。ここの家主が銃とかミリタリー系が好きなんだろ」

フィオナ「これはソ連がうんぬんかんぬん……」

 

 拳銃に盛り上がる女性。全く興味なさそうな男性。

 

 「こうしている間にも彼女は…!」と、ニックは頭を抱えてうわあぁ~っと嘆きます。そしてフィオナは若干引きながらもトントンと肩を叩きます。ニックの女々しい感じと、フィオナの男勝りな性格が相まって、なんだかジェンダーの特徴について考えさせられるなあ(棒)。

 

マイケル危機一髪!!

 役人のクラークを家に呼び付けることに成功したマイケル。さあ解雇の調査書の見直しだ、となった時、背後を取られてマイケルが首を締められます

 クラークは実は役人に化けた殺し屋でした。スパイをクビになって、お金も仕事もないマイケルを始末しにきたのです。

 

 終始ニックの頼りなさに、今回は明るい回だと思っていたところでこれですよ。一気に場面が緊迫しました。ニックは最後のこの場面を際立たせるためのかませ犬だったのかとさえ考えましたね。

 キッチンの下に隠していた銃で撃退するマイケル。この防犯対策は参考になるかな?

 

フィオナの誕生日プレゼント

 冒頭でフィオナが誕生日が近いと言っていたのですが、マイケルはちゃんとプレゼントを用意していました。それは、拳銃マカロフ!

 ニックのアドバイスで安く譲ってもらったようです。ニック、良い所ありました!フィオナがマカロフに興味津々だったのを覚えていたんですね。

 

 黒く光る拳銃に赤いリボンを結んで差し出すマイケル。この組み合わせ、悪くないな。しかしニック、助けてもらったお礼とはいえ拳銃は家主のコレクションだったのでは?勝手に譲ってしまって大丈夫なのか。

 

 

 今回、散々ニックのことをけちょんけちょんにしてしまいましたが、僕はわりと好きです。←

 俳優さんの名前はケルヴィン・ユー。検索したら結構男前な写真が見れましたヨ。

 

 

そんな感じで終了です。

 

 

 

 

 

バーン・ノーティス シーズン1第8話 感想【ちょっと優しくなってきたマイケル】

 海外ドラマ『バーン・ノーティス』第8話の感想です。今回はフィオナが依頼人の男に妙に優しくするもんだから、落ち着かない様子のマイケルがかわいかったです。マイケルは回を追うごとにフィオナに対して優しくなっていっている気がします。

 

"Something to drink,sir?"

"Yeah,water will be just great."

 

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あらすじ

 賞金稼ぎ・バウンティハンターとしての依頼を受け、トーマスという男を捕獲したフィオナ。しかしトーマスは濡れ衣を着せられており、無実を証明してくれたら依頼料より多い報酬がもらえるとのこと。フィオナはマイケルとサムを巻き込んで、トーマスという男の無実の罪を晴らすために動きます。

 

感想

フィオナの家でランチをともにするマイケル

 フィオナが自宅にマイケルを招き、手作りのランチを振舞う。ふたりには似つかわしくない(?)平和で微笑ましいシーンです。

 マイケルの好物の「マグロのタヒニソース」を作っているフィオナ。彼女が自分の好物を覚えていたことに意外そうなマイケル。タヒニソースとはゴマ由来のソースで調べてみたら普通においしそうですが、半角カナに変換したら一気に刺激が増してスリリングなソースになるなあと思ったのは僕の脳がネットに侵されているせいでしょうか。

 

バウンティハンターのフィオナ、ターゲットを捕まえるも・・・

 フィオナはマイアミに来てから賞金稼ぎで生計を立てていました。そういえば第1話でマイケルの緊急連絡先として呼び出される前はワシントンD.C.にいたようです。どこかの組織に属しているわけでもなさそうだし、フリーランスでやっているのだろうか。

 賞金首のターゲットはトーマス・マッキーという男。車のナンバーは「トマッキー」となっている危機感のない男です。ただ、彼自身無実の罪に問われているようなので危機感も何もないか。アメリカのナンバープレートはアルファベット主体なんですね。むこうに半年ほどいましたが、あまり意識して見ていなかったな。

 勤務先のタイムカードなるものを紛失してしまい、トーマスのものが侵入に使われ、200万ドルのブローチが盗まれたそう。無実を証明してくれたら、賞金以上の報酬をくれるとのことで、フィオナはマイケルとサムを巻き込んで行動開始します。

 

マネーロンダラーのバリーから盗品売買人を紹介

 マネーロンダラーのバリー、今回も登場です。しかし「マネーロンダラー」って職業名、インパクトがあります。個人的ですが、○○アドバイザーのようなカタカナ語がやたら多い職業って、実際何する人なの?ってちょっと胡散臭く感じることがあります。

 その点において、マネーロンダラーはわかりやすいですね。一度聞いただけで何の仕事をしている人なのかが薄々わかります。犯罪で得た金の出所をわからなくする(洗う)という犯罪行為を全面に打ち出すそのわかりやすさ、非常に親切で潔いと思います。ぜひとも関わりたくない。

 盗品売買人のクリストから、ブローチのありかを聞き出すマイケル。今はホテルのオーナー、ローレンス・ヘンダーソンの手に渡っているようで……。

 

リビア人スパイと接触、解雇の真相に迫る

 バリーに手配してもらい、マイケルはリビア人スパイのアンワルと接触し、自分を解雇した人物に辿りつけるように動きます。

 駐車場で待ち合わせするところがスパイみたいです(実際相手さんはスパイです)。駐車場で待つマイケルのもとにやってきたのは部下の車でした。例によってマイケルは社内で袋を頭からかぶらされて目隠し状態になります。前も目隠しで車に乗せられたことがあったけど乗り物酔いしそうです。スパイは三半規管も強くなくちゃダメだ。

 

 リビア人スパイの役の名前は“ANWAR”と書いてカタカナ表記では「アンワル」。一方、フィオナ役の女優さんのラストネームである「アンウォー」も同じく“ANWAR”。スペルは同じなのに言語によって読み方が変わっています。ことばっておもしろい。

 

マイケル、ブローチの買い手“ミスター・スミス”として、ローレンスと接触

 依頼人の無実を晴らすため、マイケルはブローチを回収するために買い手を演じて交渉します。

 マイケルが大物役、サムがその使用人など補佐役をつとめるこの布陣好きです。サム、うっかり下戸役を演じることになり、酒が飲めなくてイライラしています。はじめてローレンスと接触したとき、ローレンスが飲むウイスキーを恨めしそうに見つめたり。ローレンスの使用人に何か飲むか聞かれ、「水をくれ」と苦々しげに言ったり。「もう下戸の役はやらないぞ!」と漏らします。マイケルに指示されたのかな。ちなみに今回もサムの偽名は「チャック・フィンリー」です。

 

ブローチを売り渋るローレンスにプレッシャーをかけるも・・・

 ローレンスがブローチをマイケルたちに売ろうとしないので、ブローチを狙っている者がいると思わせて早く手放すようプレッシャーをかけます。しかし、思いのほかマイケルたちのプレッシャーが効いたのか、ローレンスは盗品売買人のクリストを捕まえ、マイケルの計画を知ってしまいます。

 マイケルは何も知らずにローレンスから呼び出されると、そこはクリストの拷問現場でした。そこで一瞬で状況を理解し、ローレンスを盾にして脱出するマイケル。やっぱ頼もしいです。順調に進んでいた作戦に何か非常事態が起きても、マイケルなら何とかしてくれるという安心感があります。『バーン・ノーティス』のおもしろさはこのマイケルが敏腕に「仕事」をこなしていくところにあると思うのですが、今後だんだん強敵が現れてきて、あのやり手のマイケルが手こずらされているというところもスリルがあっておもしろくなってくると思います。

 

マイケルからフィオナへプレゼント

 ラストにマイケルがフィオナへスノードームをプレゼントします。フィオナの家で、マイケルが襲われていたとき、フィオナがスノードームのコレクションのひとつで敵の頭に痛い一撃を与えていました。そのスノードームが割れてしまったのでマイケルがプレゼントしたのでしょう。前回のこともあって、マイケルはだいぶフィオナに優しくなりましたね。「WELCOME TO MIAMI」の文字が書かれていましたが、その言葉は散々マイアミを離れたがっていたマイケルにこそ伝えてあげたほうがいいんじゃないかな。

 

 

そんな感じで終了です。

 

 

 

バーン・ノーティス シーズン1第7話 感想【最高にサイコなマイケル】

 『バーン・ノーティス』シーズン1第7話の感想です。今回出てくるじいさんのディエゴがわりと好きです。なんだかカリフォルニアに行きたくなってきました。

 

"Maybe you're just a psycho. If that's true, then shoot me."

 

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あらすじ

 マイアミのダウンタウンのはずれで雑貨店を経営するアーニーが依頼人です。アーニーの店がある一帯で、金を巻き上げて好き勝手している犯罪組織を町から追い払ってほしいという依頼でした。警察も頼りにならず、町のみんなは泣き寝入り状態。マイケルはキューバ移民の女ボス・コンチャ率いるその犯罪組織と戦います。

 

感想 

マイケルの監視役はCSSのブライ捜査官

 前回IDを盗み、身元が判明したマイケルの監視役ブライ捜査官。マイケルは優位に立とうしますが、ブライもフィオナやサムにゆすりをかけてマイケルに対抗してきます。

 いつも頼りになるフィオナとサムですが、今回はマイケルの弱みとしてブライに利用されています。特にフィオナは過去に恨みを買っている敵が少なくないらしく(納得)、そいつらにフィオナを引き渡すことは彼女の身に危険が迫ることになるみたいです。

 サムはガールフレンドのヴェロニカにブライから何か吹き込まれた様子。激昂するヴェロニカの攻撃から逃れるため、ベランダに出てマイケルに助けを求めます。さっき肉たたき棒で殴られたとか。フィオナに比べてこっちはコミカルに描かれているので大丈夫なのでしょう。フィオナは命に関わるけど、サムはガールフレンドを怒らせただけです。まさか歴代のサムの恋人たちからこぞって命を狙われるわけでもあるまい。

 

イカれた「サイコ野郎」のマイケル

 マイケルはコンチャ率いる犯罪組織の注意をひくために「サイコ野郎」を演じ、組織が縄張りにしている地域で暴れまわります。

 金属バットを持って依頼人アーニーの店にやってきたマイケル。ノリノリで店の商品棚を破壊していくマイケル。アーニーは自分の店を守ってほしいと依頼したのに、その人物に店を荒らされるとはなんたる皮肉。暴れているマイケルを隣で「俺の店が…」って表情で見守るアーニー。アーニーまでばっちり映すところが芸が細かくていいです。不憫ですが笑えます。

 

恋に悩むサム

 車でフィオナとふたりで張り込みをするサムは悩んでいました。ブライの嫌がらせによってガールフレンドとの仲が険悪になってしまったことを、意外にも?深刻に捉えています。

 テンション低めのサムに、フィオナがアドバイスします。「謝罪よりも、彼女は本当のあなたを知りたいのよ」というフィオナ。普段より優しく接してくれるフィオナに「お?」という表情のサムがなごむ。いつもケンカするふたりだけど、マイケルつながりで付き合い長いからか、本当は仲良いんだなあと思いました。

 

イカれた「サイコ野郎」のマイケル2

 マイケルのサイコな演技は止まりません。コンチャの部下たちを車の中に閉じ込め、現金を巻き上げ、灯油をぶっかけ・・・。車の天井部分に乗り、バンバン跳ねながら「ここは俺のシマだ!」と叫ぶ。最高にサイコなマイケル。そしてついに、コンチャのグループの古参ディエゴに連行され、女ボス・コンチャとご対面。始末されるかと思いきや、マイケルの行動を買ってうちで働けと言われます。

 

コンチャのグループに潜入するも・・・

 マイケルの最高にサイコな暴れっぷりを買われ、コンチャの組織の一員として働くことになったマイケル。しかしコンチャからターゲットとして襲うように命令された所は、マイケルに依頼してきたアーニーの店でした。

 コンチャはアーニーに手を焼いているらしく、彼はコンチャの組織への反対運動で住民を扇動するような人物のようです。コンチャ、けっこう行動派なところがあったんだなあと。『バーン・ノーティス』においてマイケルは紛れもなくスーパーヒーローです。彼に依頼してくる人たちってことばは悪いですが、ヒーローに対して“弱者”と映ります(そんな気がします)。そんな彼らが悪い奴らに好き放題され、「誰か助けて~」状態でマイケルにすがってきます。なので依頼人とは切羽詰まった人という印象でしたがアーニーはアクションを起こす根性のある人でした。ただ今回そのようなシーンはなかったので、カットされたのか、単に脚本上の設定なのかわからない状態です。

 

組織の古参ディエゴ

 コンチャの組織では古参のじいさんディエゴ。新入りのマイケルがコンチャに気に入られておもしろくなさそうです。なのでマイケルのアーニーの店を破壊する任務についてきた時、「これはコンチャの命令だ」といってマイケルは彼に銃を向けます。

 しかし、ディエゴはマイケルの最高にサイコな演技を見抜いていました。ディエゴは昔自分の仲間をコンチャにめちゃくちゃにされ、それを今も恨んでいると告白。自分がコンチャを始末するから、「本当にサイコじゃないなら撃つな」というディエゴ。

 敵なのに最後はちょっとカッコいいなと思いました。組織に潜入している結局マイケルに辛くあたる姿は印象悪かったですからね。新人をイビる古参って、新入社員をいじめる老害社員みたいな構図を思い出して胸糞悪かったですよ(僕だけ)。でもマイケルの演技、見抜いてたんですね。これは経験のなせる技なのかな。それに対してコンチャはボスのくせに気付けなかったってわけですから、そこまでの人間だったって事ですね。

 結局、ディエゴがボス・コンチャの自宅を爆破。マイケルは直接手を下さず、アーニーの店は無事で一件落着。

 

マイケルとフィオナの関係は悲惨?

 コンチャの一件が解決し、フィオナから説明を求められるマイケル。前回、ふたりの関係についてマイケルはとてもあいまいな説明をしましたが、やっぱりフィオナ納得してないですやん。「真夜中にこっそり消えたのは君のためでもあった」みたいなことをのたまわっていましたが、それで腑に落ちるわけもなく。やっぱり尺が足りなかったんじゃないのか?

 取っ組み合いのケンカになるふたり。取っ組み合いといっても、ふたりとも感情的になるわけではなく、スパイならではの体術をふんだんに盛り込んだ、レベルの高いケンカです。フィオナの攻撃を受け流すだけだったマイケルが、うっかり条件反射でフィオナに反撃してしまうのは職業病ですね。スパイは病んでいます。マイケルがフィオナを思いっきり背負い投げして「うおっ!?」っと思ったけど、きちんとベッドに向かって投げた紳士マイケル。ベッドでも取っ組み合ってなんだかんだ仲直り?

 翌朝、マイケルの解雇について書かれた調査資料を持って現れたブライ。牙を抜かれてすっかり威勢をなくしている様子が少しかわいそう。でも解雇されたマイケルの気持ちも少しはわかったんじゃないでしょうか。ブライにとっては、そんなもの理解する義理も義務もないことですが。まだクビ寸前って所まで追い込んだだけですが、マイケル監視の任務をしくじった責任は問われるでしょうね。スパイたちも大変だ。

 マイケルにとっては大きく一歩前進でしょう。手ごわかったブライ捜査官をやっつけて、自分の解雇の真相にかなり近づいたのでは?

 

その他

 依頼人アーニーにマイケルのことを話したのは、第1話の依頼人ハビエル。また、今回マデリンは登場しませんでした。

 

 

 

そんな感じで終了します。

 

 

バーン・ノーティス シーズン1第6話 感想【ママのお相手にマイケルはご不満】

 海外ドラマ『バーン・ノーティス』第6話の感想です。依頼人が母親と同じくらいの年の男性だったマイケル。彼が母親と親密になっていくのを煩わしく感じる気持ちがよくわかります。親のそういう面って、想像したくもないです…(汗)

 

You ran away in the middle of the night for my benefit?

Believe it or not, Fi, yeah, it was for your benefit. 

 

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あらすじ

 仕事を探しているマイケルに、サムが旧友のヴァージルを紹介します。ヴァージルは船の運び屋で、ある船がジャマイカ人にとられたので取り返してほしいという依頼です。ヴァージルは一度船を取り戻そうとしましたが、返り討ちにあいました。ヴァージルは自分の雇い主に娘を脅しに使われており、何となく怪しい臭いを感じとるマイケルですが引き受けることになります。

 

感想

マイケルに新たな刺客

 自宅に侵入者の形跡を見つけたマイケルとフィオナ。するとマデリンから電話がかかってきて、銃をつきつけられていると言われます。実家へ急ぐと3人組の男がマデリンを人質にとっていました。

 今まではFBIのふたり組がマイケルを監視していましたが、今回まったく新しい3人組が登場です。以前のふたりは年金を止めるなどと言ってサムを突つく程度で、基本監視する程度でした。しかし今回の3人組は行動派です。いきなりマイケルの自宅と実家に侵入し、母親を人質にとるという飛ばしっぷり。ついに強敵が現れてしまったのでしょうか。

 マイケルが侵入者の形跡に気付いたのは、彼の防犯対策のおかげです。その対策とはルースパウダーと小麦粉。これを床にまいておけば足跡が残り、後からブルーライトをあてるとその足跡が浮かび上がるというものです。

 元スパイの知恵袋なのか、ただの職業病なのか。室内では靴を脱ぐ文化の日本では、残念ながらあまり使うことはなさそうです。

 

サムの旧友ヴァージル

 今回の依頼人ヴァージル。小屋なのか倉庫なのか判別しがたいところに住んでおり、サムと同様、アロハシャツでとってもカジュアルな風貌です。

 ヴァージルもまたサムと同じ元軍人ですが、サムは自由奔放だしヴァージルも生活に余裕がなさそうだし、退役軍人の不安定な生活がリアルに出ています。

 

ジャマイカ人が船を狙う理由

 問題のジャマイカ人アンドレは、真っ白なスーツに身を包み、真っ黒のサングラスをかけた黒人です。金持ちオーラがすごい。

 マイケルたちはひとまずアンドレから船を取り返すも、腑に落ちない様子です。いい船ではあるが、人の命がかけられる程ではないとか。

 ヴァージルに船を回収するように言ったのは警察官のメイソン。マイケルは彼らから事情を聞きだすことに。悪徳警官メイソン、響きが好き。

 

ヴァージルを実家で匿う

 ジャマイカ人たちがいつ襲ってくるか分からないため、ヴァージルをマイケルの実家で匿うことに(お約束)。何かある度に知らない誰かを連れてくるマイケルですが、マデリンは「こういう時じゃないと息子に会えないから」と受け入れている様子です。母親らしいといえばらしいか。

 

ヴァージルとマデリン

 ヴァージルは親しげな雰囲気でマデリンに身の上話をします。仲良くなりそうなふたりを見て、マイケルはおもしろくなさそう。

 ヴァージルとマデリンはぱっと見で同世代だと思われるのですが、とすると、マデリンと同世代と思われる人物がもうひとり…

 

 そう、サムです。

 

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 あんなに女好きで自分と同年代ぐらいのガールフレンドを確保しているので、決してロリコンというわけでもなさそうなサム。でもマデリンに言い寄るそぶりも見せません。その前にこのふたりの絡みはあったのか。

 そもそも仮にサムがマデリンに手を出したら、サムにとっては親友の母親。マイケルからしたら親友が自分の母親と!マイケル発砲しそう。マイケル想いのサムだから、きっと彼のポリシーに反するのかな。

 僕の大好きな映画、『BACK TO THE FUTURE』ですが、かのデ○ズニー的にはNGな映画だという一説があるそうです。なんでも主人公マーティと母親のロレインが親密になってしまう(?)ところがダメだそうで。マーティはそれを回避するために奮闘していたわけですが…。サムの話に戻りますが、デ○ズニーを意識してマデリンをそういう対象には入れていないのか。でも『BURN NOTICE』は他の要素でじゅうぶんネズミーから反感くらいそうだけど(そこも魅力です)。

 

マイケルとフィオナの過去

 マイケルは自宅で盗聴器探し。冒頭の3人組がしかけたものを回収するためです。マイケルはゲームボーイアドバンスを大きくしたような小型の携帯テレビにオシロスコープをつけて盗聴器探知機なるものを発明!

 こういう身の回りにあるものを使ってスパイキットを作るシーン、結構好きです。試したことはないですけど。

 盗聴器を探すあいだ、マイケルとフィオナは筆談で話します。そこでフィオナは、昔ふたりが付き合っていた頃にマイケルが黙って消えたことの説明を求めます。各エピソードのオープニングで、フィオナはEX-GIRLFRIEND(元カノ)として紹介されていますが、マイケル側からフッたことが判明?

 マイケルの言い分では、あの時は消えるしかなかった、君を巻き込みたくなかったから夜中に黙って去った。あれは君のためだったと。それに対してフィオナは、「話してくれてありがとう」と、ひとまず納得した様子。

 でもフィオナ、そんな説明でいいのか?ふたりにどんな過去があったのか気にはなっていました。今まで詳しく語られなかったので。だからフィオナがすんなり納得するには、マイケルの説明ってちょっと曖昧すぎないか、というのが正直な所です。フィオナが納得する理由を探すとしたら、ふたりの職業はスパイなど非日常的なものなので敵に追われることも珍しくないです。だからお互いはっきり言わなくても分かりあえることがあったのかもしれません。と、思っておこうかな。単純に尺が足りないとかではないでしょうな。

 

例の船から大金が

 アンドレから取り返した船をサムが探っていると、デッキの下から1000万ドルの札束が出てきました。これがジャマイカ人の金持ちアンドレと悪徳警官メイソンがこの船を狙う動機でした。

 1000万ドル。日本円で10億円ぐらい。最近「大金が手に入ったら何に使う?」系の質問を聞かれたとき、真っ先に思い浮かぶのが奨学金の返済。夢のない話と思われがちですが、学生のときに買った夢と希望の代償は大きいです。

 

ヴァージルとマデリン2

 ヴァージルはアンドレと悪徳警官メイソンの双方から狙われているにも関わらず、マデリンとディナーに出かけます。しかし、尾行していたアンドレの部下に捕まってしまいます。

 「スリル満点だな!」とニッコニコのヴァージルはマデリンとふたりでキャッキャウフフ。案の定、ヴァージルは捕まります。危機感のない依頼人が何かやらかすのは今に始まったことではありません。ただ、尾行を見つけた時点でマデリンから離れて行動しはじめたのはちょっとプラスかも。この件に関係ないマデリンを巻き込まないためですね。

 

ヴァージルを救出、でもマイアミを出ていくことに

 マイケルたちはアンドレと悪徳警官メイソンを引き合わせ、お互いに潰しあいをさせることで船の一件は解決。尾行に捕まったヴァージルも救出しました。そして彼の安全を考えて引っ越すことをすすめるマイケル。

 

マイケル「安全のためにもマイアミから他所へうつったほうがいい」

ヴァージル「俺をお袋さんから引き離したいんだろ」

サム「今はやめとけ」

 

 『Burn Notice』はほぼ一話完結のドラマなので、ゲストキャラクターは何らかの形で退場させられます。その人が主人公の母親と仲よくなりつつあるとしても関係ありません。むしろふたりの関係が進展する可能性を打ち消すために、マイケルが監督が退場させたのかもしれません。大人の事情です。

 

マイケルに嫌がらせをするスパイ

 マイケルをスパイする男のIDを、フィオナがスリでゲット。名前はブライ捜査官。こちらの戦いはしばらく続きそうです。

 

こんな感じで終了します。

 

 

バーン・ノーティス シーズン1第5話 感想【ウマが合うあいつは盗聴している?】

 海外ドラマ『バーン・ノーティス』第5話の感想です。マイケルの家族は一癖もふた癖もある様子。マイケル、父のこと嫌いすぎだけどあまり詳しく教えてくれません。

 

“I wanted Michael to know that his father remembered him in the end.”

 

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あらすじ

 弟のネイトから貨物用の空港に呼び出されたマイケル。そこにはボコボコにされたネイトの姿が。彼は友人で空港管理人のジェイクからある依頼を受けました。家族で営業しているレバノン人輸出入業者のザマール家から脅されているという内容。彼らは父親とふたりの息子で営業しており、ジェイクは今まで酒や試合のチケットを貰うなどよくしてもらってう仲でした。ジェイクはその見返りに飛行機の発着記録の改ざんを手伝っていた(!)のですが、ある日、発着記録そのものを付けないでくれと要求されます。さすがに断ると脅され、ジェイクには妊娠中の妻がおり、平和な生活を取り戻したいとのこと。マイケルはネイトに力を貸し、ジェイクの依頼を引き受けます。

 

感想

フィオナ、空港のザマール家のスペースに乗り込む

 ナイトクラブの女に扮して空港の倉庫に潜入するフィオナ。ザマール家の父イーライと兄弟の兄は警戒しますが、弟のアリがフィオナに興味ありそうな様子。

 ひと目では飛行機と梱包された貨物しかない倉庫ですが、フィオナはくんくんと鼻をきかせ、武器のにおいを探りあてます。ザマール一家は武器ディーラーであることが判明。さらに、デザートイーグル(拳銃)があったから父イーライは元モサドイスラエル諜報特務庁)の可能性が。元CIAのマイケルに強敵登場か?

 フィオナ曰くモサドの引退後は武器ディーラーだと相場で決まっているそうです。しかし武器のありかはフィオナの嗅覚によるものなので、ちゃんと銃のありかを突き止めて、ザマール親子と一緒に警察へ突き出す作戦へ。

 

マイケルとネイト、車を相続するのは?

 前回からマイケルは父親が遺した車に乗っていましたが、ネイトは納得いっていない様子。母のマデリンがいうにはマイケルが相続するようですが、ネイトは遺言がないと認めないと主張。ふたりの間で父親の遺言書探しがはじまります。

 相続人はほぼマイケルで決まりだと思いますが…。運転する姿はキまってるし、主人公だし。ネイトは昔、マイケルが借りているレンタカーを賭けにだして負ける前科があります。それに借金に追われている身。車と手に入れても借金返済で消えてしまうかも。ところでギャンブル癖は治ったのか?

 まだ車の調子が悪いので、マイケルが点検していると盗聴器を発見。フィオナはサムの仕業だと断定します(笑)。サムはFBIからマイケルの情報をよこせと突かれています。しかし漢マイケルはサムが自分から言うのを待つことに。

 

マイケル、ザマール兄弟を尾行するも見つかりかける

 ザマール兄弟を尾行して武器庫を突き止めようとするも、兄弟に見つかりそうになるマイケル。しかし、サムが即興で失業者を演じ、騒ぎたてて兄弟の注意をひきつけることで事なきを得ます。

 無精ひげにアロハシャツ。中年のおじさんがそんな格好で騒ぎたてている様はまさに失業者?マイケルはサムの機転によって顔を見られずに済み、今後の捜査を有利に進められます。

 ザマール兄弟を尾行する直前、車の中でサムはマイケルに盗聴器について持ちかけます。しかし程なくして兄弟が現れ、話が中断されてしまいます。

 

スティーブ・レミントン、ザマール兄弟の弟に接近

 マイケルの偽名です。ザマール兄弟のアリ(弟)にクラブで接触します。会ってすぐに意気投合したマイケルは、アリに商談を持ちかけます。マイケルたちの偽爆弾とザマール家がもつ武器との取引です。

 

「初めて会って意気投合するのは、運命か、盗聴器を仕掛けられたかだ」by Michael Westin

 

 趣味や酒の話が合い、すぐに意気投合するマイケルとザマール。でもそれはサムがアリの車に盗聴器をしかけて情報を集めたからでした。これから初めて会った人と馬が合うようなら、気を付けたほうがいいかもしれない?

 

 マイケルは夜の人気のない駐車場で爆弾を披露。車を爆破するという派手なデモンストレーションでアリの心をガッチリつかみます。しかし夜中とはいえ車1台吹っ飛んだのに、マイケルもアリも御用になりません。爆弾のためなら車が壊れてもかまいやしない、マイアミ式カーシェアリングは恐ろしい。

 

サム、マイケルの車の盗聴器について告白

 冒頭でマイケルの車から発見された盗聴器はやっぱりサムの仕業でした。俺もいろいろ大変なんだよ…と真剣な面持ちのサム。年金が停められてしまう問題はまだ続いていたのか。マイケルは、自宅の台所を探すようにアドバイスします。マイケルはサムが自分から盗聴器について話すと信じていたし、実際サムは打ち明けました。やっぱり仲が良い。

 

マイケル、殺されかけるも武器庫を特定

 クラブでアリに「ちょっとツラかせや」といわんばかりに呼び出されるマイケル。そしていきなり銃を向けられます。バレた?と思いきや、アリはマイケルが自分のガールフレンドのデビーを狙っていると勘違いしていただけでした。アリの小者感が加速しています。

 マイケルも「身を滅ぼすならもっといい女がいい」とかなんとか言います。

 誤解をとき、マイケルは目隠しをされて車で武器庫へ。武器庫には出荷をひかえたマシンガンやら何やらが沢山。ついに、フィオナの嗅覚の裏がとれました。しかし、元モサドのネームバリューか、地元警察はザマール家のいいなりであることが判明。

 

武器庫の中身を全部かっさらう

 警察もザマールの味方なのでもう倉庫の中身を全部頂くマイケルたち。失敬した武器は海に不法投棄!ザマール家にはマイケルの偽名「スティーブン」しか伝えていないし、フィオナはクラブの女、サムは喚く失業者としか見られていないのでマイケルたちの情報は一切なし。ザマール家にとって、犯人がどこの誰か全く掴めないという状況なので大事をとって国外逃亡。結果的に依頼人ジェイク達の安全は守られました。今回は悪者たちが一話完結型ドラマのお約束によって退場することになりました。

 

その他

 マイケルにいわれた通り、サムはFBIにマイケル宅のキッチンを調べさせます。そこで出てきた書類にFBIは大喜び。おそらく以前エジプト人スパイ・エイコムにもらった資料。

 

車の相続の件

 車はコイントスで結局マイケルが相続する事に。遺言書にはマイケルが相続とは明記されておらず、マデリンが言いだしたんだとか。少しでもマイケルの関心を父に向けたかったそう。ネイトは車をマイケルに譲る気になったみたいだし、少しは兄を尊敬するようになったか?

 

 

こんな感じで終了です。