英語学習者だけどポケモンは英語でやりたくない理由
11月17日にポケモンの最新作『ポケットモンスター ウルトラサン・ウルトラムーン』が発売されました。
気になっているのが言語設定。英語学習者として、英語でプレイするかどうか迷っています。2013年発売の『X・Y』シリーズから言語設定が可能になり、日本のお店で購入したソフトでも英語でプレイできますが・・・
ただ個人的には日本語でやりたい。ということで、英語でプレイするデメリットを書いていきます。正しくは日本語でプレイしたい理由かもしれない・・・
※ポケモンに関するマニアックな表現が出てくる場合がございます。
日本語でやりたい理由1:ポケモンの名前がわからない
ポケモンをプレイしていると幾度となく目にする表現があります。
「相手は○○をくりだそうとしている!」という文章。相手トレーナーのポケモンを倒したとき、次にどんなポケモンを出そうとしているかを教えてくれるものです。(シナリオ限定)
とても親切な機能ですが、英語名が分からなければなんの役にも立たない残念なお知らせ。たとえばHAXORUSをくりだそうとしている!とか言われても、何のポケモンか分からない。すると、自分の手持ちの誰だと相性が良いのか分からないし、いちいちネットで調べていたらテンポ悪いし、まず第一面倒だし。
HAXORUSはオノノクスですが、ドラゴンタイプがブイブイいわせていた時代が終わったとはいえ強力なアタッカーです。シナリオでつれているポケモンたちは対戦に特化しているとは限らないので、相手のポケモンが分かるならこちらも相性の良いポケモンで有利な対面を作りたいものです。対人戦ではないにしろ、余計なダメージは受けたくないですからね。
ポケモンの英語名は最悪そこまで悲観しなくても、シナリオを通して徐々に覚えられるだけマシ。殿堂入りして、対戦用のポケモンを育てて、いざオンライン対戦に乗り込む頃にはある程度の英語名は覚えているでしょう。しかし僕が本当に心配しているのは、次のデメリットです。それこそ、対人戦でささやかな影響を及ぼしてきそうな気がしてならない。
日本語でやりたい理由2:技の名前がわからない
これです。技の名前はオンライン対戦のときに影響するとみています。
影響するといっても、ポケモンたちの英語名と同じく技の名前もシナリオを通して覚えられます。たとえうろ覚えでも技の最大PPの数からある程度は判断できるかと思います。ほのおタイプの技でPPが5しかなかったら、「だいもんじ」かな?とか。
それでも心配なことがひとつ・・・。
「外国語副作用」ということばはご存知でしょうか?第二言語を習得中のひとが、その言語を使っている間は知的レベルが一時的に下がるという説です。勉強中の英語で何かを考えているときは、母国語の日本語で考えているときよりもパフォーマンスが低下するかもしれないという。
大学受験の英語の長文問題って、結構頭使って解いた記憶があります。問題を解いているあいだは難しく感じても、実際に解答集で全文の和訳を確認すると、思ったより簡単だったってことありませんか?現代文の日本語で書かれた長文問題よりずっと簡単じゃん、こんな文章に苦労させられていたのか!という感じ。英語を読むときは頭の中で意味を変換しながら問題を解くので、簡単な内容でも頭を使ってしまうのだと思います。
それと同じ現象が、ポケモンの対戦でも起こるのではないかと危惧しています。
「むむっ!相手はゲンガーを出してきたな。えーっと、この技は何だっけ?・・・じめんタイプでPPが10だから『じしん』だな!よし、効果ばつぐん、食らえ!(^q^)」
・・・と、技の名前を推測してやっと思い出し、このターンはじゅうぶん考えたぞという気になって安直な選択をしてしまう可能性もあるのです。
ゲンガーは特性「ふゆう」を持っているので、じめんタイプの技は効果がないのに・・・という悪手の例を書きたかったのですが、最近ではメガ進化で特性が変わるので単純に悪い手ではなかったりして。ポケモンって難しい。
あと「外国語副作用」の件と被るかもしれないですが、対戦中に技の名前を推測することに脳のメモリを割いてしまうのが惜しいですね。対戦では相手の動き方を読み、こちらがどんな戦法を使っていくかをじっくり考えたい。そこで余計なものというか技の名前という基本中の基本に余計な集中力を割きたくないのです。そんなことまで気にしていたら、確かにパフォーマンスが落ちてしまう。感覚で技を撃ちたい。
日本語でやりたい理由3:オリジナルの表現を楽しみたい
ポケモンのゲームに出てくるセリフはユニークなものが多いです。そしてごく希にネタも飛び出します。
「かがくのちからってすげー!」という定番のセリフから「おじさんのきんのたまだからね?」というニッチなファン向けまでいろいろありますが、これらをひっくるめて母国語である日本語で楽しみたいです。
英語だと、その人のレベルにもよりますが細かなニュアンスが汲み取りにくいと思います。僕がそうです。相手のポケモンの弱点をついたとき、「It’s super effective!」とかいわれてもピンとこないあたり、自分はまだまだだなぁと思う。やっぱり「こうかはばつぐんだ!」って言ってほしいよね。
そして、ここぞ!というときのインパクトのあるセリフを英語で見て深く味わえる自信がありません。たとえばここにかわいいヒロインがいたとして「やめたげてよお!」と叫んだとします。これを英語で読んだとき、そのかわいらしさというか女の子っぽいところがわかるのだろうか。この単語のチョイスは女っぽいとか、フランクなスラングが使われてるとか工夫されたセリフが飛び出すのでしょうが、そういうところを生でダイナミックに感じ取れる自信がない。
英語でやるメリット
否定して終わるのも後味悪いので、一応思いつくメリットを書いておきます。
・遊びながらたくさんの英語に触れられる。
試験勉強のように机に向かってガッツリ勉強するのではなく、ながら作業でも英語のインプットができるのは魅力的です。また、モチベーション維持にも役に立つと思います。
厚切りジェイソンも著書で言ってたそうです。英語が母国語の彼が日本語を習得するために意識したことは、いろんなものを日本語で経験するというものでした。
単語や文法など、勉強らしい勉強(うまく言えない)である程度の語学力が身についたら、ジェイソンが言うように今度は勉強中のその言語を使って経験するといいです。その手段のひとつとして、ポケモンを英語でプレイするという選択肢があげられます。
おわりに
ジェイソンの言い分もわかるんやけどなぁ。英語で始めたとしても、対戦用に育成するのってすごい時間かかるし、技構成も考えてから取りかかるから、対戦本番に「この技なんだっけ?」となることはないかも。そうなってる時点でトレーナーとしての覚悟が足りない。ポケモン・ムーンのシングルレーティング1400後半、そんなことを思う今日この頃です。
こんな感じで終了です。
入社時TOEICの点数を理由に研修受けさせてもらえなかった話
僕が新卒で今の会社に入ったとき、新入社員研修のひとつとしてTOEIC IPテストを受けました。IPテストといえば学校や会社で団体受験するもので、僕が大学生のときも受験したことがありました。
結果は880点。人事の人は褒めてくれたけど同期には950点以上が何人かいるし、同じ外国語学部出身の友達に報告したら特に大きな反応もなかったです(くやしい)。まだまだ満足できない点数でした。
この入社時のTOEICの点数で、そのあと福利厚生に含まれる英会話研修を受けるかどうかが決まります。その基準を人事は明らかにしませんでしたが、同期の話をいろいろ聞いてると700点後半に届かなかった人たちが研修を受けているようでした。それ以上の点数の人は免除という名目で受けさせてもらえませんでした。
半年間の英会話研修で1年後の試験に備える
同期から聞いた話がもとになっています。
英会話研修の期間は約半年間。週1時間、ネイティブの講師とマンツーマンで英語を話します。そして別途教材(ア○クとか)を使った宿題が出るというものです。
英語のネイティブスピーカーと話せるのは1週間に1時間だけで、あとはハンドアウトの問題を自分で解く作業が大部分を占めます。良く言えば社員の自主性を重んじる研修です。
また、スケジュールは自分で決められます。今週は水曜に受けたけど、来週は月曜にセッティングして早めに済ませよう、ということもできます。さらに、業務に支障が無ければ勤務時間にスケジューリングすることも可能です。やろうと思えば本来の業務をサボることもできるという、マジ不公平。
そしてまた次の年の春に社内でTOEICを受験します。そこで基準の点数を上回れば、次年度の英会話研修は免除されます。
拭えない不公平感
僕は英会話研修を免除()されたので、まことに無念ですがこれらの研修は一切受けさせてもらえませんでした。研修を受けていない人たちはこれといって何かをもらえるわけでもなく、手当てが出ることもなく、ただ会社の英会話研修に割く予算の削減に貢献したのみ。高得点者にやる特典はねぇ!ってか。
一方、研修組は半年間英語力を高める機会を会社から与えられることになります。週1時間とはいえネイティブスピーカーとの会話の時間、それも何故か業務時間中でも可能という。
僕が勤める会社は月給制なので、研修を受けている間もお給料が発生しています。英語を勉強してお金がもらえるなんて、僕が大学生のころに想像した夢の仕事か。
会社はただ弊社は新人に英会話の研修を受けさせるイイ会社ですよーというポーズを取ってるだけでした。
研修の効果に疑問
この研修を受ける人たちは、入社時のIPテストで500~700点を得点した人たちです。おそらく語学学習にそこまで関心のない層だと思います。そんな人たちがこの社員の自主性を重んじる()研修を受けてもどれだけ効果があるのか甚だ疑問。
スポーツにしろ勉強にしろ、人にある程度指導してもらったら自主トレや自習で力を付けていくものだと思います。会社の英会話研修もネイティブとの会話は週1時間で後は宿題!という点から、良く言えば自習偏重型の研修です。
でもその方法が、語学学習にあまり関心のない人たちに果たして効果的なのか。
やるならもっと、みっちりやった方がいいんじゃないかなぁと。週1回会って、Hey! What’s up?とか何とか言い合って、世間話したら宿題渡して終わり・・・ではなく、その人に合った勉強法などを一緒に考えていって、その人オリジナルの語学習得への道のりを示してあげるとか。そのほうがより有意義な研修になると思います。でもあんまり力入れてもらうとますます不公平感が増すような気がしますが・・・。
免除()者は何ももらえない
入社時の点数を考慮してもらい、僕を含め同期の何人かは海外案件に携わる部署に配属されました。幸運にも僕は英語を使う機会がたくさんある部署に入れてもらったので、学生時代に勉強したことが一応役に立っているなという充実感はあります。
でも英会話研修制度は不満です。だってウチの会社がこれやる目的って、さっき言ったポーズを決めるのと若手社員のTOEIC平均点上げることぐらいしか思いつかないし。まだ辞める予定はないけど、転職するってなったら人事の人にそれとなく言ってみようかな。
・・・ただの愚痴ですな。
こんな感じで終了です。
SUITS~スーツ~ シーズン1第6話 感想【スーツじゃないハーヴィー】
海外ドラマ『スーツ』第6話の感想です。今回は結構コメディ色の強い回だったと思います。おもしろくないかと言われたらそれはもうめちゃめちゃ好みなんですが。ハーヴィーの意外な一面も見られたり、スーツ姿じゃないハーヴィーが見られたり。
“You can't touch it. “Uh!”
“Not with food in your mouth.”
“No, I swallowed it. Uh!”
“There's food in your mouth.”
“Adrian!”
“That's disgusting.”
あらすじ
証券会社モレロ社に勤める女性ギャビーが、インサイダー取引の容疑をかけられています。ハーヴィーは原告のモレロ社の弁護。
ジェシカ「ルイス最近頑張ってるから劇のチケットあげる」
ハーヴィー「俺の時は野球観戦にディナーも行ったよね?」
マイク「あの人、無実に思えるんだけど…」
感想
マイクの潜入捜査
ギャビーが無実だと訴える中、彼女が働いていたモレロ社に落ち度がないか、ハーヴィーとマイクは探りを入れます。
モレロ社の社員たちがたまっているバーに潜入して情報を集めるマイク。こういう展開大好きです。身分を偽りながら、バレるかバレないかハラハラしながら情報を集める場面、スパイもののお約束ですね!
ここでも才能を発揮するマイク。昼間にハーヴィーとモレロ社に行った時に覚えた社員の顔と名前をバーで披露し、彼らの知り合いに扮して一緒に飲み始めます。バレないもんだな、しかしw
ちなみにこいつらの乾杯の音頭は「MONEY!!!」証券マンは儲かるということか、こいつらの金銭感覚スゴそう。
ハーヴィーの意外な一面
バーで情報を得たマイクはすぐにそのメモをハーヴィーに渡しに行きます。結構酔っ払いながら。電話でハーヴィーが「明日でいい」と言いますがその日のうちにメモを届けるマイク。ホウレンソウが早い部下の鑑です。
夜遅い時間なのでハーヴィーはスーツではなく部屋着でした。ハーヴィーのスーツ以外の服装が見られたのって初めてかも!?貴重です。そして分厚い胸板がわかるシャツを着ていました。いい男。
その前のシーンで昼間にモレロ社を訪問したあと、ハーヴィーとマイクが映画『ロッキー』のモノマネをするシーンがあります。ハンサムで2枚目俳優のハーヴィーがノリノリでモノマネをするのですが、今回はやたらとコミカルでした。ハーヴィーにこんなことやらせていいのか?
ルイスとの食事は罰ゲーム?
冒頭でジェシカ所長は、最近の好成績を評価してルイスに劇のチケットをプレゼントします。それも2枚。ジェシカはルイスがいい人と行ってきなさいという意味で2枚渡したのでしょうが、ハーヴィーのせいでジェシカがルイスとふたりきりで行く羽目にw「俺の時は野球観戦のあとディナーも行ったよね」
ジェシカは微妙な表情のまま、ルイスとふたりで劇を観に行き、食事もしました。律儀な上司。ルイスはそんな彼女の微妙な気持ちを知らずウッキウキ。
全部が終わってジェシカとハーヴィーが話しているシーンにて、ジェシカはハーヴィーに今度はあなたがルイスと食事に行きなさいと所長命令を下します。あのふたりが行ったらその食事会絶対荒れそう。ていうかルイスとふたりでどこかに行くのがまるで罰ゲームかのように扱われてるという。
レイチェルの試験勉強
マイクがレイチェルの試験勉強の面倒を見るという展開になりました。Law School Admisson Test、通称LSATを試験に対する苦手意識から受けていなかったレイチェル。そんな彼女にマイクが半ば強引に勉強させます。
しかし、レイチェルの友達が過去にその試験を受け、しかも替え玉受験でマイクが合格させたという偶然が重なり、レイチェルがその子を伝ってマイクに替え玉受験を依頼します。もちろんその相手がマイクだとは知らずに。
マイクは名前を伏せ、偶然を装ってレイチェルとの待ち合わせ場所に現れます。そして今回の証券会社の元社員、ギャビーのことを話して思いとどまらせるのでした。うまいことやったなぁと、この時は思ってました。しかしラストシーンで、替え玉受験を請け負ってお金を稼いでいたことがレイチェルにばれてしまいます。
今まで以上に気まずい終わりかただったと思います。以前はレイチェルからの着信にマイクが出なかったり、レイチェルをデートに誘ったら「同僚とはデートしない」と言われたり。
それでも次の回には何事もなかったかのように接していたのですが、今回はそうもいかなさそうですね。彼女からしたらマイクのその才能は喉から手が出るほど欲しいはず。でもマイクはその才能をもてあそぶかのような使い方をしていました(替え玉受験で金儲け)。マイクにも事情があったにしろ、今回は特に試験にコンプレックスを抱えているレイチェルを傷つけてしまったと思います。次回からどのような接し方になるのか、ふたりの関係に溝ができないか心配です。レイチェルなんて、事務所ではマイクの数少ない味方なのに。
こんな感じで終了です。
健康を願い、川越八幡宮と久伊豆神社にお参り
先日、親戚が入院したという知らせを受けたのと、自身の健康に不安を感じる出来事があったので、健康のお願いに由来する神社を調べてお参りしてきました。旅行記という程のものでもないですが、半日使って日帰りで遠出して、非日常感を味わえたので記録に残したく。英語とか全然関係ないけど。
※寺社仏閣の知識は皆無なので、特に中身はございません。
川越八幡宮
川越駅東口より徒歩6分、本川越駅より徒歩7分のところにある川越八幡宮。僕は西武電車で来たので本川越駅から歩きました。「西武新宿線というくらいだからこの駅からあの都心の新宿までつながってるんだなぁ」と関係ないことを考えながら歩くこと数分で到着。
ホームページを見ると、縁結びや安産祈願の文字が。あれ、健康は?
ちなみにここ川越八幡宮、平安時代に源頼信が当時3年続いていた内乱を平定させるために必勝祈願した場所だそうです。このへんはスポーツ必勝祈願に関わってくるのかな?また、ソースが不確かで申し訳ありませんが、川越八幡宮は健康のパワースポットとして紹介されていました。
写真では分かりにくいですが、鳥居の足元には「ここでお待ちください」という意味なのか足跡のマークがありました。最近の神社(創祀1030年ですが!)って親切だな。
そして次なる目的地、岩槻総鎮守 久伊豆神社を目指して、今度はJR川越駅から電車に乗りました。
この辺から写真を意識しだす。駅前のオブジェです。
岩槻総鎮守 久伊豆神社
こちらも健康関係のパワースポットとして名前があがってたのでお参りしてきました。こちらは縁結びの神、厄除けの神にならんで医療の神もいらっしゃるそうで、健康によさそうです(?)。
のどかな風景。都心への通勤ラッシュさえなければこういう所に住んでみたいなと思ったり。めっちゃ静かで、耳に聞こえてくる音といえば、川のせせらぎ、たまに通る電車の音、そしてカラスたちの鳴き声ぐらいでした。カラスに至っては人の声より聞こえてました。普段行かない土地に来ると、目的地にたどり着くまでの道のりも楽しいものがあります。
しかし、Google Mapに案内された場所に到着するも、神社らしきお社が見当たりません。
30分ほどウロウロし、「これも神の与えられた試練か・・・」とか考えていたらようやく鳥居を見つけました。マップの画像の、現在地のところが入り口でした。Google先生ったらもう。
長い参道。途中に横から入ってくる道があります。
枯山水。歴史の教科書ぐらいでしか見たことがなかった。そういえば、「枯山水」というボードゲームがあるらしい。
帰りのルートを検索したら、Google先生から岩槻駅から乗るとのお達しが。さっきは東岩槻駅だったのに。
次はお礼参り?
全くといっていいほど計画性のないお参りでしたが楽しい日帰り旅行でした。親戚が元気になり、自分も何の心配もいらなくなったとき、またお礼参りに来たいなと思います。
まず、神社をはしごできる程の健康に感謝!
こんな感じでした。
SUITS~スーツ~ シーズン1第5話 感想【人情を見せるハーヴィー】
海外ドラマ『スーツ』第5話の感想です。今回の話ではハーヴィーがいつも以上に光っていたような気がします。本当の意味でちょっと打ち解けてきた?
“As a friend, that guy puts me to shame.”
“Harvey's not my friend.”
“Trust me.”
“Well, he didn't put his ass on the line because of me.”
あらすじ
人形メーカーの女社長ジョイに、ライセンス契約の更新をさせることに。しかし車での移動中、運転手のレノが軽い事故を起こしてしまい、ハーヴィーが彼の弁護人を務めることになります。
ジェシカ「ライセンス契約更新してもらえない?私を怒らせないでね」
ハーヴィー「レイの弁護は俺が引き受ける。俺のメンツのためだ」
マイク「トレヴァーからやたら電話かかってくるんだけど」
感想
マイクの学歴詐称がバレてる説
冒頭、事務所のマイクの周りでルイス率いる数人の社員が合唱を始めます。それがハーバードの校歌らしいのですが、もちろんマイクは歌えません。
マイク、校歌がノーマークだったのは痛恨のミスですね。ハーヴィーが「俺も歌詞を知らない」とフォローしてくれて何とかなりましたが、ルイスは確実に気付いてそう。ハーヴィーも校歌ぐらい覚えておけとのこと。確かに僕も自分の大学の校歌全然知らんわ。
マイクの携帯電話に着信が。出てみると相手はトレヴァー
会議中にマイクの携帯電話が鳴り響きます。ハーヴィーからサイレントモードにしておけと言われるマイク。わりと基本的なことやと思うんだけどなぁ。普段はきちんと音が鳴らない設定にしていると思うけど、今回は電話が肝になる話だからかな。
この前取っ組み合いのケンカをしたトレヴァーからの電話でした。留置所にいるから保釈してほしい、ほかに頼める人がいないとのこと。なんか図々しくね?マイクが縁を切ったと言うぐらいの派手なケンカをしたあとなのに、それでも頼ってくる。ハーヴィーが言ってたけど、今のマイクにとっては確かに「足かせ」になっていると思います。
釈放されたあと、カフェで話をするマイクとトレヴァー。トレヴァーはもう足を洗ったと言ってますが、この時点ではまだまだ信用できませんでした。
自分の運転手レイの弁護を無償で引き受けるハーヴィー
冒頭の交通事故で相手のタクシー運転手トニーに訴えられた、ハーヴィーの運転手レイ。弁護士を雇うと次の免許更新の金が無くなって職を失うというので、ハーヴィーは無償で(!)弁護を引き受けることに。
「主義に反するが」と言ってましたが、今回のハーヴィーはなんだか人情味のある人物でした。急に優しくなった感じ。事務所の所長ジェシカに「他人に思いやりを持ってほしい」と常々言われてきましたが、少しずつ変化が表れているということなのかな?あれだけプロボノを嫌がるハーヴィーからしたら、無償で誰かの弁護を引き受けるなんて考えられないことですが。「俺のメンツのためだ」
秘書ドナのウソ泣き、かわいい
交通事故の裁判で判事を務めるのはパレルモさん(よく知らない)。ハーヴィーはルイスのコネを使って審理の時期を早めてもらうよう頼みますが、ルイスが見返りにドナを自分の部下に置きたいと言い出します。
ドナ、ルイスが自分の部下になれという前に「No」。そのあと色々とやり取りがあり、「魂を傷つけられた」とウソ泣きを始めます。ウソ泣きでも涙は女の武器。あわてたルイスはにげだした!しかしドナ姉さんかわいいわ~。個人的にレイチェルよりも好きかもしれない。
そのあとハーヴィーから「君の両親に俺の部屋を貸した時もウソ泣きだった?」と聞かれてましたが、どんな状況なのか気になる。
マイク、トレヴァーと飲んでると怪しい男に目をつけられる
トレヴァーとバーで飲んでるマイク。ここで自分は弁護士として法律事務所に勤めていることが知られてしまいます。でも最初は「そういう詐欺って儲かるよな~」と信じなかったトレヴァー。マイクが本気で言っていることに気づくと、「お前ならなれると思ってたんだよ」って調子良すぎか。
ちゃっかり女の子ふたりをお持ち帰りするマイクとトレヴァー。弁護士ってやっぱりモテるんやな!
マイクがうっかり席に置き忘れた名刺から、怪しい男二人組がマイクの務める事務所まで押しかけてきました。
太っ腹なハーヴィー
まず自動車事後の裁判を無償で引き受けました。これで相手の運転手トニーを追い込みましたが和解を提案し、トニーにはレイの車の修理費だけ請求するにとどめました。「俺のメンツのため」らしいけど、良いトコあるやん。
そしてトレヴァーの件。トレヴァーが怪しい男二人組に人質に取られてしまい、マイクがどうしようと悩んでいましたが、ハーヴィーが協力してくれました。なんとハーヴィー自らトレヴァーたちがとらえられている現場に赴き、男たちと接触し、弁護士の力をもってしてトレヴァーを救出しました。
ここどうなるのかハラハラしてました。だってアクション的展開は望めないから。高級スーツをビシッと着ているハーヴィーが敵を殴り倒すなんて展開はちょっと変だし、トレヴァー自身グレーな世界に足を突っ込んでるから警察呼ぶのも難しいでしょうし。でもハーヴィーが他人のために無償で何かするだけで劇的に映るな(笑)
マイクが最後に言ってた、「まだ他人に無関心のフリ?」というセリフが気になる。ハーヴィーは実は人情味あふれた人物だということを示唆しているのでしょうか。今後ハーヴィーがどのように軟化していくのか、気になるところであります。
こんな感じで終了です。
SUITS~スーツ~ シーズン1第4話 感想【マイクのデビュー戦!】
海外ドラマ『スーツ』第4話の感想です。マイクのデビュー戦!第1話後編と同じく、またプロボノの案件です。そしてハーヴィーは新薬訴訟の被告を弁護。その開発者がジェシカ所長の元夫で・・・。
“You never forget your first.
You know what happens to pitchers when they get shelled in Rookie League, Mike?”
あらすじ
マイクはプロボノの住宅訴訟、ハーヴィーはジェシカ所長が持ってきた新薬訴訟。ふたりが別々の案件を追っていきます。
ジェシカ「新薬の開発者が治験者から訴えられてるから助けてあげて」
ハーヴィー「被告、所長の元夫やん!上司の存在がチラついて集中しにくいな」
マイク「デビュー戦だ。虫がついたかもしれないからハーヴィーのスーツ着ちゃお」
感想
マイクのデビュー戦!住宅訴訟!
ルイスからプロボノの案件を振られ、デビュー戦に燃えるマイク。ひとり暮らしの青年の部屋にトコジラミが発生し、その修繕費を払っていたら家賃が払えなくなり、大家さんに追い出されそうになっています。
今回、ハーヴィーとマイクは別行動です。デビュー戦がプロボノというのが何ともマイクらしいです。住宅訴訟ですが、周囲の反応はたいしたことなさそうな模様。
ハーヴィー「住宅訴訟なんて誰でも勝てる」
レイチェル「住宅訴訟ね。私でも勝てるわ」
そんな住宅訴訟のデビュー戦。初登板はルーキーのマイク。無事炎上!
ハーヴィーはジェシカ所長から新薬開発者の弁護を頼まれる
被告のサインツ氏はALSの新薬を開発。その治験で副作用が出た被験者たちから訴えられています。
ハーヴィーはこの件にあまり乗り気ではありません。それもそのはず、被告のサインツ氏はジェシカ所長の元夫という。これはやりにくい。クールに結婚祝いを用意したハーヴィーですが、もう既に離婚してるひとに結婚祝いって嫌味にしか映らなくない?そしてジェシカ、ちゃっかり受け取ります!
ここでひと悶着ありそうなものですが、そこはハーヴィーとジェシカ。付き合いが長いから冗談ですませられるんでしょうね。でもハーヴィーは彼女の結婚歴を知りませんでした。仲が良くてもお互い干渉しすぎないこのドライな感じ、日本の職場にも欲しいな。
マイク、ハーヴィーの名前とスーツを勝手に使う
住宅訴訟の件で役所を訪れた時、マイクはハーヴィーの名前を勝手に使います。そして虫が出るという部屋を訪問した後、ハーヴィーのスーツまで勝手に着るという暴挙に。
マイク、ハーヴィーのこと深~いところで舐めてるだろ。ただの上下関係ではなく、マイクの学歴詐称という秘密を共有している仲ですからね。お互い銃を付きつけ合っている状態だからマイクも気楽なのかな。ただハーヴィーのスーツ、ドナがマイクに渡したらしい。ハーヴィーの立ち位置がよくわからん(笑)
マイク、レイチェルと夫婦を装ってマンションの下見
住宅訴訟の他の被害者を探すため、マイクは依頼人の大家がからんでる他のマンションに潜入捜査します。このスパイ的展開、大好き。
スパイによくある夫婦を装っての潜入に、マイクとレイチェルが挑みます。しかしマイク、レイチェルのこと触りすぎてめっちゃ拒否されるという。確かに馴れ馴れしい。
でも前回、レイチェルから着信があったのにマイクが取らなかったことには一切触れませんでした。その辺ちょっと気になるんだけどなぁ。
新薬開発者のサインツ氏にはいろいろ事情が・・・
サインツ氏、ジェシカとはお互いの仕事が原因で離婚したことになってましたが、離婚する前に不倫してたらしい。はぁ。
ハーヴィーはサインツを訴えている原告団を呼びだし、サインツ自身がALS患者であることを伝えます。サインツには新薬の副作用が出なかったが、今後患者のためにより安全な薬を作りたいと原告団を説得し、和解に持ち込みました。
しかしジェシカ所長、最初こそハーヴィーに任せていたものの、結局どんどん入れ込んでいきました。ハーヴィーに「俺が今話しているのは上司か、被告の前妻か」とまで言われる始末。ジェシカさん、らしくないね。
マイク、レイチェルを誘う!
レイチェルの協力もあり、最初は炎上したデビュー戦の住宅訴訟も勝利したマイク。レイチェルをデートに誘います。
レイチェル「私、同僚とはデートしないの」
はぁ。なるほど社内恋愛には慎重派というわけか。
しかしレイチェルさん、それにしては今までの行動は思わせぶり過ぎやしませんかねぇ!?前回はマイクを夕食に誘ってグルメとは何たるかを教えてたやん!帰り際いい感じになってたやん!?パラリーガルってわかんねぇ。
前回と同様、マイクの人間関係のシーンで終了。一応、ハーヴィーが主役ですよね?どうもマイクの方にフォーカスされている気がする。
こんな感じで終了です。
SUITS~スーツ~ シーズン1第3話 感想【マイクの人間関係が動き出す!】
海外ドラマ『スーツ』の感想です。製造業の社会問題をネタにしたエピソードになりそうです。そしてマイクの人間関係に動きが!
“He doesn't get that doing good work isn't the whole job.
Part of getting it is that things like the dinner actually matter, even when you don't think they do.”
あらすじ
ハーヴィーの顧客であるエンジンメーカー・マッカーノン社のCEOが亡くなり、次期CEO候補のロバートが生産工場の国外移転を考えています。ざっとこんな感じ。
ロバート「工場を生産コストの低い国外へ移して人件費削減、売り上げもアゲAGE↑↑!!」
ハーヴィー「ブランド名ではなくエンジンの品質が売りだ。国外移転なんかしたら質が下がって利益も下がる。何より俺の報酬が減る。奴を排斥しろ」
マイク「新人主催の食事会・・・?」
それぞれの思惑がぶつかります。
感想
エンジンメーカー・マッカーノン社の工場移転を防げ!
先代が亡くなり、新CEO候補のロバートがコスト削減のために工場の国外移転を考えて今すが、ハーヴィーにはそれが許せません。
冒頭でハーヴィーはスーパーカーの店を訪れますが、その豊富な知識からかなりの車オタクみたいです。工場移転なんかしたら製品の質が下がって会社の売り上げが下がるため、ロバートが新CEOとして正式に決まるまでに代わりの候補を探します。
製造業などでコスト削減のため生産の拠点を国外へ移すことはよくある話ですが、ハーヴィーの言うとおりクオリティが下がってしまわないか心配です。マニュアルやノウハウは引き継がれますが、従業員たちがリセットされます。人件費のコストは下がりますが・・・。
それに、今国内にいる従業員たちが職を失いますので、気軽に決断できないはず。ハーヴィーの場合、顧問弁護士である自分の利益が下がるっていうのが本音なんだろうけど。
恒例の新人主催の食事会で幹事になるマイク
この法律事務所で恒例の新人主催の食事会。でも入ってすぐ食事会の幹事を新人にやらせるって厳しくない?
僕が新入社員のときは歓迎会を開いて頂きました。でも会社に入って誰かに幹事をしてもらったのはその1回で、あとは飲み会の幹事なんて下っ端の仕事なんでずっと自分がやってましたが。
マイクの場合、フリーターから稼ぎのいい法律事務所に就職したから飲みに行く店の価格帯も一気に上がったでしょうね。2時間飲み放題3000円の店とは訳が違うはず。この役割、地味に難しくないか?
ハーヴィー「仕事以外への配慮が大事だ」
じゃないと出世できないって。ハーヴィー先生、耳が痛いです。ハーヴィーはマイクとそんなに年の変わらない、同僚のひとりを指しながら言っていました。
「あいつは出世しないタイプだ」
現にハーヴィーはその人の名前を覚えていません。結構まともなこと言うな。
食事会の店選びに苦戦するマイクをレイチェルがご飯に誘う
マイク、店選びを同僚に馬鹿にされます。でもその馬鹿にしてきた人はハーヴィーがいう「出世できない」奴だし、マイクもそんなに気にしてなさそうなのでちょっと安心。
そしてそんな苦労しているマイクのことを、レイチェルは見てくれていました。メモ書きで食事に誘ってくれました。
そんなん惚れてまうやろ!これは、食事中に話が盛り上がって、「あなたって本当は楽しい人なのね」とか言わせて、連れてk(自粛)
しかし、直接いうとかメールするとかじゃなくて、メモに書いて渡すところがグッとくる。ニヤニヤする。
次の取締役会までに代わりのCEOを探すハーヴィーとマイク
ロバートが新CEOになったら工場が移転してしまう!それを防ぐために、ハーヴィーはマッカーノン社創業当時からの社員をCEO候補に仕立て上げることにします。
その名もドミニク。製造部を束ねる気難しい職人気質のベテラン社員です。こんなひと、確か『鋼の錬金術師』にもいたはず。あの世界の機械鎧(オートメイル)技師にそんなひといたはず!そのひとも偶然にもドミニクという名前で頑固な職人だったはず!ドミニクという名前にはそんなルーツがあるのかな。
ドミニクCEO作戦、バレる
ロバートにバレてしまい、CEOが決定する取締役会の日程を早められてしまいます。このままではロバートがCEOになり、工場移転が決定してしまう。
そこでハーヴィーさん、冒頭のスーパーカーの店で会った車好きの資産家に声をかけ、マッカーノン社を買収することを提案。そして資産家のほうもその話に乗っちゃいます。金額の次元が高すぎてちょっとピンと来ない。
とにかく、工場移転の話はなくなり、ドミニクさんをはじめ国内の従業員も職を追われることはなくなりました。普通に働いていても、上層部では日々このような話が繰り広げられていると思うとゾッとします。経営者って大変だ。
マイクのおばあちゃん、トレヴァーなど仕事以外の人間関係は?
おばあちゃん、元気そうでよかった。マイク結構頻繁に会ってるんだ。この前はおばあちゃん死亡フラグwとか言ってすみませんでした。
また、悪友トレヴァーとその彼女ジェニーに振り回されます。もうマイクは新生活のスタートを切ったんだし、ジェニーとは惹かれあってるみたいだけど事務所のレイチェルといい感じだし、もういいんじゃないかと。なんかマイクのお荷物になってない?
おばあちゃんも、トレヴァーのことは気にするな、お前はお前の道を進んで行けばいい(うろ覚え)みたいなこと言ってたし。
ラスト、なんとレイチェルから着信が入るのですが、マイクはトレヴァーの件で出る余裕もない様子。これは完全にマイクの足を引っ張ってますよ。せっかくパラリーガルの美女とお近づきになれそうなのに。次が気になる終わり方でした。
こんな感じで終了です。